鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。
残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。
接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。
人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、
いわくつきの古書が持ち込まれることも、
彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは“古書と秘密”の物語。
『漱石全集』を持ち込んだことをきっかけに、北鎌倉駅前にある古書店、
ビブリア古書堂で働くことになった大輔。
彼はあることがトラウマとなり本を読めなくなってしまったが、
店主の栞子は無類の読書家で、本のことを語り出したら止まらなくなってしまう程だった。
本が読めない大輔の代わりに、栞子が本の内容を語って聞かせる――
そんな奇妙な関係を、二人は築いていく。
内容
プロローグ
第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)主に「それから」
第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
第三話 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)
エピローグ
■その他登場する書籍一部
ピーター・ディキンスン『生ける屍』
梶山季之『せどり男爵数奇譚』
再読。古書店、つまり古本屋さんと古本を題材にした四話収録の連作短編集。
その四話の各タイトルになっているそれぞれ四冊の本がどんなものかも興味を引かれます。
内容はそれぞれの本にまつわるちょっとした謎や事件を解く、いわゆる日常の謎系。
カバー絵の店主・栞子さんが安楽椅子探偵、語り手の大輔が助手になり解決していきます。
人の手から手に渡る古本ということで、本を巡る思いやそれまでの出来事が重要。
血生臭い話はないですが、一話から四話まで、どちらかと言えば重めな印象を受けます。
そしてこれらとは別に、全体を通じた謎と人間模様が四つの話を貫くように描いています。
確認のためか、各話ごとに人などの説明をしていたのは冗長に感じました。
平易な部分もありますが、各話をうまく回収しながらキレイにまとめられています。
登場する本は作中で内容などを語るので知らなくても全く問題なく大丈夫です。
本や古書店好きをくすぐる内容になっていて続刊への期待も膨らみました。
「ビブリア古書堂の事件手帖1栞子さんと奇妙な客人たち」三上延さんの楽しめるシリーズ。
楽天からも購入できます。

「ビブリア古書堂の事件手帖1栞子さんと奇妙な客人たち」三上延
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(ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ / 三上 延 / メディアワークス文庫 2012)
久しぶりに面白いミステリー小説読みますた。
本屋徘徊中年間ベストセラー文庫 総合1位の帯付小説に間違えはなかったw
以下私自身が話の内容を忘れないように、ネタバレしまくりです。
本を読んで楽しみたい方は、続きを読むをクリックされないようお願いします。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】《本屋大賞2012 ノミネート作品》ビブリア古書堂の事件手...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
ももが義兄より借りたまま放置していたので読んでみました。
ライトノベルなので読書苦手な人でも読みやすいのではないでしょうか。
謎解きもなかなか面白かったのですが最後のオチはちょっと弱いかな。
何かしらの古書をテーマに話が進んでいくのですが
それぞれの古書につい...
三上 延 「ビブリア古書堂の事件手帖」 栞子さんと奇妙な客人たち メディアワークス文庫
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
北鎌倉のビブリア古書堂。
人見知りの美人店主である篠川栞子さんが、骨折して入院中の病室で、奇妙な客たちが関わる古本から様々な事件を解決していく4編の物語です。...
「ビブリア古書堂の事件手帖」~栞子さんと奇妙な客人たち~
三上延 メディアワークス文庫
内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配にな...
Book Off で暇つぶしに購入したビブリア古書堂だが、嵌ってしまった
一気に2冊目を読み進めている…この世界観が好き!
剛力彩芽主演のドラマは2回程視聴したが、正直原作には及ばないと思う(ゴウちゃんファン、申し訳ない)。
こんなことなら、もっと早くに購入すれば良かったと少し後悔している。
私は学生の頃から本の虫で、書店のバイトに行って、稼いだバイト料のほとんどを本に変...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
いまさらこのブログで紹介する必要もないベストセラーですが…久々に読み返したついでに書きます。
この作品については、ただ単純に好きだ、というファンが多いんじゃないでしょうか。実際、かしこまって書評を書こうと思っても、どこから書くべきか悩みます。「いい作品だから...
なんと2013年新春、月9ドラマ化だそうです
主演は剛力彩芽、って全然イメージ違うんだけど…。2012年の本屋大賞で文庫初のノミネートから、一躍ベストセラーになった栞子さんのシリーズ、1作目です。
北鎌倉でビブリア古書堂という古書店を営む栞子さんは、普段は口下手で物静かな人見知りの女性。しかし一旦本のこととなると、その膨大な知識量は流れる水の如く溢れ出し、恐るべきことに事件までも解決...
1月から実写ドラマが始まるということで、読んでみておもしろかったらドラマも見てみようかしら?と積み本タワーより発掘してまいりましたww
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」
もう売れに売れてる本ですよね、新聞にもでかでかと広...
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かし...
こんにちは。第4のペロリンガです。
今週は夜勤なので今は家にいます。
今週は休日出勤だったので休みが短い感じがしましたが、まあ仕事ですからね。
日記に書くことはこのくらいしかないので最近気になったニュースをちょっと挟みます。けっこうニュースで反格差デモが世界中で行われていると報じられていますね。日本でも新宿で反原発を訴えると共に「増税反対」や「富裕層の課税へ」と、いったシュ...
★★★★☆
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
私はイラストに恋をした(爆
まずは栞子さんの巨乳と黒髪に萌え~。
すばらしいイラストだ。イラストの栞子さんに惹かれて
本を買った男性は私も含めたくさんいるだろう。
イラストを描いたのは、越島はぐ氏。
全然知らなかったけど覚えたよ...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
鎌倉の片隅。
古い家々の立ち並ぶ街並みの中
ひっそりと佇む古本屋、ビブリア古書堂。
そんな古本屋に持ち込まれる
本とそれにまつわる人の物語
それを紐解くのは
初対面の人間とは
まともに喋れない様な人見知り
けれど本に関することと為ると
スイッチの...
今日の東京は、思ったより温かくなりませんでした。
んー、なんか、のどの調子が変です
エキナセアのチンキをたらして、早めに寝ることにします
さて、その前に「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延、メディアワークス文庫)読みました。
古書にまつわる謎を解いていく、と言う話もなかなか面白いですが
いやぁ、な、なつかしー!!
舞台となる鎌倉市の大船から北鎌倉にかけて、元住...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
就職難で働き口もままならない体育会系主人公が、奇妙な縁で働くことになった古書店で本の虫の女性オーナーと、お客たちの持ち込んでくるちょっとした謎を解き明かしながら、客たちも含めて二人の縁を深めていくお話。ガタイの良い主人公が走り回り、オーナーの栞子さんが安楽椅子探偵と...
以前から本屋で目についていて気になっていました。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
就職が決まらず冴えない日々を送っていた五浦大輔はひょんなことからビブリア古書堂という古本屋の女主人と知り合う。極度の人見知りでまともに会話のできない店主・篠川栞子は、本のことになると驚くべき推理力を発揮する人...
私のおすすめ度 ★★★★☆ 気軽に楽しめる古書
古書を題材とした短編ミステリー、そして
主人公の大輔と店主・栞子の間との交流。
なんとなく、「万能鑑定士Qの事件簿・推理劇」に設定は似ている気がします。
題材となっている、古い名作を知らずにもわかります。
(逆に、古書マニアの方には物足りないのかもしれないな、とは思いました)
読んだことがあるやつも、
どの出版社...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」に集まる、本にまつわる謎を、普段は内気で上手く喋れないが本の話になると「スイッチが入って」饒舌になる、うら若きメガネ長髪巨乳(笑)で美貌の店主 栞子がベッドの上から解いていく、短編連作集。
ヒット作ですから、中身は今更書く...
ビブリア古書堂の事件手帖
―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延 発売元: アスキーメディアワークス価格: ¥ 620発売日: 2011/03/25
おすすめ:★★★☆☆
「あたしが読めばいいじゃない。声に出して」
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。
残念なのは、...
TVドラマ化された作品
ドラマと違い栞子さんは1巻では病院にいる
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち
祖母に叱られた影響で本が読めなくなった五浦大輔
その原因となった本を古書店に持ち込む
そこの店主栞子さんはその鋭い洞察力で祖母の秘密を見抜いてしまう
栞子はコミュニケーション能力に問題があったが大輔とは親しくなり
無職だった大輔は古書店で雇われ次々と本に...
ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~(メディアワークス文庫)
著:三上延
目次:
~プロローグ~
1、夏目漱石【漱石全集・新書版】(岩波書店)
2、小山清【落穂拾ひ・聖アンデルセン】(新潮文庫)
3、ヴィノグラードフ・クジミン【論理学入門】(青木文庫)
4、太宰治【晩年】(砂子屋書房)
~エピローグ~
「ビブリア古書堂シリーズ」第1作目。
ドラ...
古書をきっかけに色々な謎を解決する話。
軽快に進んで読みよい。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)(2011/03/25)三上 延商品詳細を見る
北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」に集まる、本にまつわる謎を、普段は内気で上手く喋れないが本の話になると「スイッチが入って」饒舌になる、うら若きメガネ長髪巨乳(笑)で美貌の店主 栞子がベッドの上から解いていく、短編連作集。
ヒット作ですから、中身は今更書く...
ビブリア繋がりだたので、こちらこそよろしくお願いします。
今しがたドラマ1話見終えたのですが、内容が薄っぺらく。。。小説面白かったです♪