装画は日端奈々子。装幀は坂本志保。「野性時代」掲載に加筆修正。
私、川本麻由は別れた恋人のDVで心に傷を負い、カウンセリングに通っています。
ある日、通院先で出会った植村蛍に次第に惹かれていきます。
刻まれた深い傷に縛りつけられ、怯えて過敏に反応して悩まされる中での出会いです。
近づこうとすれば苦しくなり、触れたくても手を伸ばせない切なさがあります。
不安定で、思うようにできない自己嫌悪に揺らぐ麻由の気持ちが痛いです。
波打ち際の蛍の、白線の外側に気がついて抱きつきたい衝動が辛かったです(p117)。
純粋さと脆さの間で翻弄されながら、勇気を持って向き合う姿勢に強さがあります。
愛することをあきらめない決意が、蛍との繋がりを深めて、希望を感じられました。
従兄弟のさとる君を始め、紗衣子さん、加藤先生も、いいキャラでした。
人と人が出会い、思いが響き合う作品です。ほのかに明るい余韻がよかったです。
そして麻由のマッサージを受けたくなって、カシスオレンジを飲みたくなりました。
波打ち際の蛍島本 理生
- http://1iki.blog19.fc2.com/tb.php/538-2797d8dc
トラックバック
なんの無理もなく、
呼吸するようにひとを好きになれた。
そう感じることができたときの喜び。
波打ち際の蛍
ウルフルズのライブ、最高でした♪
ライブレポは、後日じ~~~っくり書きます。
で、この本。島本さんの新刊。
表紙のイラストが、タイトルの雰囲気ととても合っていて、素敵です。
カウンセリング相談室で出会ったふたりの恋愛ストーリーです。...
JUGEMテーマ:読書
読書期間:2008/9/2~2008/9/4
[角川書店HPより]
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆく。もっと近づきたいのに、身体はそれを拒絶する。フラッシ
波打ち際の蛍
島本 理生
JUGEMテーマ:読書
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆく。もっと近づきたいのに、身体はそれを拒絶する。フラッシュバックする恐怖と、相反し...
JUGEMテーマ:恋愛小説●波打ち際の蛍/島本理生●角川書店●1365円●評価 ☆☆☆主人公の川本麻友はかつての恋人からの暴力が原因でカウンセリングに通っている。そこで知り合った年上の男性・蛍と親しくなるが、恋に臆病になっている彼女はなかなか前に進めない・・・
JUGEMテーマ:読書
こんなにも痛い。こんなにも、愛しい。
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!角川書
最近読んだ本の中で一押しの作品です。
今回ご紹介するのは「波打ち際の蛍」(著:島本理生)です。
-----内容-----
蛍、あなたに触れたいのに。
DV、刻まれた怯え、求める心と拒む体…
痛みを超えて、もういちどわたしたちは、恋をする。
「この恋愛小説がすごい!」200...
波打ち際の蛍島本 理生角川グループパブリッシング 2008-07-31売り上げランキング : 14929おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools
≪内容≫
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第...
波打ち際の蛍
川本麻由はある出来事をきっかけに仕事を辞め、カウンセラーの相談室に通うようになった。
そこでであった植村蛍という、一回り近く年上の男性に出会う。
かつて付き合っていた男性によって傷つけられた心を、蛍は少しずつ癒してくれた。
しかし、麻由は...
{/book/}「波打ち際の蛍」 島本理生
島本さんの本はいつも装丁がステキ。
表紙の日端奈奈子さんの描く女の人が儚げで、ヒロインの麻由をイメージするのに役立ちました。
おはなしは・・・かつての恋人によるDVで心に傷を負った川本麻由は、生きることに臆病になってい
波打ち際の蛍(2008/07/31)島本 理生商品詳細を見る
DV、刻まれた怯え、求める心と拒む身体―痛みを超えて、もういちどわたしたちは、恋をする...
波打ち際の蛍 島本理生/角川書店
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!
8月に読んで感想も書いてあったんで...
泣ける恋愛小説として「ナラタージュ」を超えたか、と言われると私は否と答えますが……。個人の趣味嗜好がありますので、ね。
DV男と筆者が...
麻由は、心に傷を負っている。
かつての恋人から暴力を受けていて、麻由は心身共に壊れてしまった。
恋人から逃げて、仕事も辞めて、大量の...
島本さんの新作、とても楽しみにしています~。
図書館で借りようか、買ってしまおうか迷っているんですが…。
また読みましたらTBさせてくださいね。