鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)…好評『福家警部補の挨拶』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第二集。警備会社社長、脚本家、漫才師、玩具の企画会社社長――犯人と福家警部補の対決やいかに。刑事コ...
現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?!おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。事件の様子や犯人の手法などから始まる倒叙ミステリの短編集。犯人はどこでミスを犯し、探偵役はどうしてそれに気づいたのか。小柄で童顔、ショートヘアで縁なし眼鏡。警部補には見えない容姿。一見頼りない彼女。刑事としての手腕とのギャップが面白いです。連...
どこにでもいる善良な大学生・白戸修にとって東京の中野は鬼門である。殺人の容疑者が飛び込んで来たり、ピンチヒッターで行ったバイトが違法だったり、銀行で強盗に銃を突きつけられたり…。だが次々に事件を解決する彼を人は「巻き込まれ探偵」「お人好し探偵」と呼ぶようになる。小説推理新人賞受賞作を含む、ちょっと心が優しくなれる癒し系ミステリー。連作短編集。スリ、万引、ストーカー、銀行強盗などの事件。次々と事件に...
大学入学早々に、廃部寸前の落研(落語研究会)に、入部させられた越智健一。落語の天才・岸と武術の達人・中村に振りまわされて。青春落語ミステリー、第2弾。今回も巻き込まれて、先輩たちがヒント。解決は越智君に任せる型です。前作同様、面白かったです。「落語家になるんだから」の言い回しが笑えます。キャラや事情を前作「オチケン」で理解。「オチケン、ピンチ!!」一層楽しめました。期限は三日オチケン、ピンチ!!。大倉崇...