YAの旗手、石井睦美の紡ぐ青春恋愛小説。家族のために今日もご飯のしたくをするおにいちゃん。掃除機かけて洗濯をするおにいちゃん。そのおにいちゃんが妹の友だちに恋をした……。命短し恋せよ男子!父が亡くなり働き始めた母。中二の冬から夕食は「ぼく」・洋の担当。大学とご飯作りと家事、バイトと読書で過ぎてゆく毎日。十九歳の大学生・ぼくの目線でコミカルに、時にしっとりと日常を描きます。家事をしながら色々な主婦にな...
中学に入学したばかりの菜穂は、「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる。彼女と一緒に図書室に通いつめるなどして学校生活を送る菜穂。しかし、13歳の誕生日にママが「爆弾発言」をしたことで、状況は一変した。ママとは強い絆で結ばれていると思ってたのに…。注目度急上昇の作家・石井睦美の心温まる一作。ママが爆弾発言をした。わたしをおいて、パリに留学!?ママとは強...
ミュージシャンをめざして金沢から東京へ出てきた歩(あゆむ)は、いま大学1年生。いつも週末は井の頭公園で演奏し、自分のうたを歌っている。歩はそこで同い年の少女遥夏(はるか)と出会い、恋に落ちた。遥夏は耳が不自由だった。けれど歩の歌は聞こえる、と言う。遥夏もまた、幼い頃に別れた父との約束を守り、バレエに夢を抱きつづけていた。ふたりは、遥夏の父を探す旅に出る。夏から秋、秋から冬、いくつかの季節と思いを超えて...
大好きな友達や家族との日常を、「あたしなりの決意」をもって生きている、15歳の美希。恋の予感を遠くに見つけて、三日月形のレモンドロップをなめるたびに、10代だけの特別な時間が結晶に変わっていく―。大人になった“女の子”にこそまっすぐに届く、甘酸っぱいキラキラがたくさんちりばめられた、せつない物語。女子中学生の日常を描いた思春期物。この年代の心を上手く描いています。恋する友人綾音、医大生の姉真希、大好...