![]() | 三月の招待状 (2008/09/04) 角田光代 商品詳細を見る |
挿画・装幀は山口昌弘。初出「小説すばる」。
裕美子と正道の離婚パーティーに出席した充留は、麻美、宇田男と顔を合せます。
大学の同級生、34歳の男女5人の友情と恋愛の一年を描く、連作長編小説です。
ライターとして順調な充留、正道に振り回された裕美子、専業主婦の麻美、
責任が生じると逃げ出す正道に恋人の遥香と、視点が切り替わる群像劇。
麻美と宇田男のキスから始まり、それぞれが自分を取り戻そうとする様子を描きます。
やり残し症候群、大人になりたい願い、登場人物にあれこれ共感しながら読みました。
媚びたり顔色を伺っていた麻美が自分に重なって、未熟な苦い過去が痛かったです。
三月の招待状から五月の式典までの、揺れる心と転機。その後も気になる物語でした。
三月の招待状
角田光代

![]() | 何も持たず存在するということ (2008/06) 角田 光代 商品詳細を見る |
装幀は間村俊一。装画は勝本みつる。日常、旅、家族、自著を語るエッセイ集です。
感じた事を冷静な視点から小気味よく書いていて、いっぱい感心して共感しました。
「対岸の彼女」「ロック母」「八日目の蝉」「マザコン」など作品の裏側が興味深かったです。
家族や直木賞受賞関連の文章には深い思いが感じられて、熱い気持ちになりました。
「本が写す自分」に頷いて、「違いに揺るがぬ強靭さ」に勇気づけられました。
「何も持たず存在するということ」角田光代さんの心の強さも印象的な一冊でした。

装幀は大久保伸子。装画は東ちなつ。初出「文藝」。短編集。
預かったり拾ったり見つけたり届いたりやってきたり…様々なものの中身は?。
ダンボールの箱、玄関前の紙袋、赤ん坊、クッキーの缶、遺言状、水色の封筒、犬、兄を契機に、ミステリー、ほのぼの、ホラー、家族ものなどいろんなテイストで繰り広げられるドラマ。
中身が気になるお話に加え、身近な人の不可解さが現れる出来事も。タイトル通り、何が出て来るのかわからない福袋のような面白さ。人生の奥深さを味わえる短編集でした。「母の遺言」と「福袋」が好きです。
福袋は買いません。昔買ったら不要品しか入ってなくて凹んだので。
目次:箱おばさん/イギー・ポップを聴いていますか/白っていうより銀/フシギちゃん/母の遺言/カリソメ/犬/福袋
関連情報 角田光代の読了本
ひとつ前に読んだ角田光代の読了本
・・マザコン 角田光代

装幀は有山達也。初出「すばる」。母についての短編集。
軽いタッチで気軽に読めました。母と娘、母と息子、父と娘、夫と妻、恋人同士など、母親にまつわるさまざまな思いや会話、出来事を通して微妙に変化する関係。意外にアクが強く個性的な顔を見せる母親たち。表裏一体の愛情と束縛。遠くて近い、淡くて濃い関わりを多彩なアプローチで時にユーモラスに、時に切なく描いています。
新たな発見や心境に至る主人公たちに共感したり驚いたりしました。ほっとして肩の力が抜けるような軽い気持ちになれました。書くきっかけと今の気持ちをつづった「あとがき」がいいです。
「初恋ツアー」が好きです。魚を調理していたあのとき笑ってくれていたら、もっと好きになっていたんじゃないかっていう匡子の思いと、気持ちの変化が心地よく印象に残りました。
目次:空を蹴る/雨をわたる/鳥を運ぶ/パセリと温泉/マザコン/ふたり暮らし/クライ、ベイビイ、クライ/初恋ツアー
関連情報 角田光代の読了本
ひとつ前に読んだ本
・・三面記事小説 角田光代

装丁は柳澤健祐。初出は別冊文藝春秋。短編集。
「この小説は実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションであり事実とは異なる。」と目次の先に但し書き。架空の小説と念押ししています。これまでどんな題材でもリアルを感じてきた角田さんの小説。三面記事から描かれるのは―。
扉の概要では、理解しにくかったり他人事だったりまたかと思えるような六つの事件。でもまるでドキュメンタリーを思わせる深いドラマ。主人公の思いが迫ってくる密度の濃い世界が展開します。自分には縁遠い話、起こりえないことのはず。なのにいくつかは状況によっては起こるかも、知らずに巻き込まれることもって思わされました。特に『光の川』は将来起こりそうな題材で、とても考えさせられました。
普段見過ごしてしまうような事件。その背景にはどれほどの思い、出来事があったのか。少ない情報から物語を築いた角田さん。凄い想像力・創造力・イマジネーションに改めて驚きました。追い詰められた気分、余裕がない気持ちにならないように気をつけたいです。
目次:愛の巣/ゆうべの花火/彼方の城/永遠の花園/赤い筆箱/光の川
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・ ・12星座の恋物語 角田光代
・・薄闇シルエット 角田光代
・・八日目の蝉 角田光代
・・ロック母 角田光代
・・予定日はジミー・ペイジ 角田光代

装画・挿画は角田光代+唐仁原教久。装幀は唐仁原教久。書き下ろし。
おめでたですよと医者に言われて、めでたいですかねえと訊き返してしまった私=書き手のマキ。妊娠に戸惑い、夫が喜ぶ姿にも実感が持てない。「誕生日の本」の出産予定日のページに、天才ロックギタリストを見つけてうれしくなって…。
妊娠発覚から出産までを描くマタニティ小説。妊娠を喜べずに、“歪んでいる。母性欠落”と嘆くマキ。周囲との温度差に違和感を持ちながら日記が始まります。純情で脳天気な夫・さんちゃん、白髪の医師リンドウ先生、ホームページで知り合った「きのうちつやこ」さん、スタイリッシュ妊婦佐伯さんなど個性的な人たち。嘗めたい状態、現実のような夢、冷やし中華中毒など妊娠してからの症状(?)や出来事。いくつもの悩みと笑い、迷いと決定。日常の生活が積み重ねられていきます。夫との交換ノートがいいアクセントに。落ち込みと立ち直りで浮き沈みする不安定な感情。コンプレックスが爆発する場面も(p141)。たどり着いた臨月。じわじわと沸き上がってくる幸福な気持ちがリアルです。面白くて読み応えがありました。
あとがきで、小説なのに随筆と思われたことが執筆のきっかけとのこと。角田さんの想像力ってやっぱりすごいです。毎日はいつも誰かの誕生日で特別な一日なんですね。
私の誕生日は10月31日ですが、誰と同じ日なのか知りたくなりました。「誕生日の本」を持ってなくて…。教えていただけたらうれしいです。
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・・12星座の恋物語 角田光代
・・薄闇シルエット 角田光代
・・八日目の蝉 角田光代
・・ロック母 角田光代
・・三面記事小説 角田光代

装幀は山田拓矢。短編小説集。
ゆうべの神様:醜悪な両親と人々。現状から逃げたい高校生の私マリコの苦悩。
緑の鼠の糞:暑い。バンコクを南下した街で会ったコウちゃんは籠の鳥を放とうと。
爆竹夜:旧正月の上海。誰もが傍若無人。苛立たしい気分のぼくは、たくらみを。
カノジョ:畠田大介との同棲生活。茸、蝿…奇怪な出来事は前妻みよ子の?
ロック母:出産のため故郷の島へ。母は爆音で要塞作り。私はシングルマザーに。
父のボール:坂を転がる不幸説の父の臨終。怖さ恥ずかしさの回想と憎しみ。
イリの結婚式:ウイグルでガイドアミナさんと運転手孫くんが諍い。甦る婚約解消。
1992年「ゆうべの神様」(芥川賞候補作)から2006年までの7編を収録。始めの三つは、どうしてこんなにいびつなんだろうって息苦しさを。後のは恋愛・家族もので読みやすく面白く。「カノジョ」(2002)はホラー仕立ての日常に渋味。「ロック母」(2005)はほのかに「八日目の蝉」とつながる感じ。「父のボール」(2006)は死後の展開が読ませる。「イリの結婚式」(2007)は民族間の軋轢と異なる価値観からの憎しみの重なり。でも違いは違いのままで成立するラストが爽やか。好きなのは「カノジョ」以降の順です。
角田さんは途中から読み始めたのでわからなかったのですが…、あとがき、2006年「ロック母」の川端康成文学賞受賞で十年以上もの苦悩が間違ってない、無駄ではなかった気持ち。この先もその苦悩を抱き続けられる喜び。“私はこの、迷える足跡をこそ、1冊の本にまとめたかったのだ。”。まさに書き読み打ちひしがれの遍歴をまとめた短編集。迷い、不安、絶望は書くことでしか何も解決されないと思っている角田さんの自負と矜持が伝わってきました。
ページ部分まで真っ黒で、まるで喪中のような装丁に納得。付箋が緑なのが潤いを?。
笑いのツボは一分間一万語攻撃、エコエコアザラク、母はニルヴァーナでした。
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・・12星座の恋物語 角田光代 鏡リュウジ
・・薄闇シルエット 角田光代
・・八日目の蝉 角田光代
・・予定日はジミー・ペイジ 角田光代
・・三面記事小説 角田光代
関連情報 読了本から角田光代の短編収録アンソロジー
・・「Teen Age」角田光代・瀬尾まいこ・藤野千夜・椰月美智子・野中ともそ・島本理生・川上弘美
・・「Vintege’06(ヴィンテージ・シックス)」石田衣良、角田光代、重松清、篠田節子、藤田宜永、唯川恵
・・「クリスマス・ストーリーズ」奥田英朗、角田光代、大崎善生、島本理生、盛田隆二、蓮見圭一

装幀は坂川栄治・田中久子(坂川事務所)。装画は水上多摩江(題字共)。
「読売新聞」夕刊2005年11月21日から2006年7月24日掲載。
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか−−
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。
(「BOOK」データベースより)
1985年2月。
主人公で語り手の野々宮希和子は、不倫相手の生後6ヵ月の娘を誘拐。
薫と名づけ逃避行を続けます。日記形式で克明につづられる日々。
成長につれて、注がれる愛情と信頼で温かな親子の関係を育む希和子と薫。
希和子の母になりたい気持ち、他の何を犠牲にしてもこの子だけは守るという
強い意志が痛いほど伝わってきます。
はらはらして見守りながら、犯罪であってもこの幸せが続いてほしいと思いました。
そして20年後の現在。主人公で語り手は成人した薫(秋山恵理菜)。
逃亡先での知り合いという、マロンこと安藤千草が訪ねてきて取材の依頼。
薫が戻ってから事件が家族にもたらした影と、現実の厳しさにつらくなりました。
事件に翻弄されてきた薫(なんで、私だったの?)に、胸が締め付けられるようでした。
何気ない言葉から薫はある決断をして自分の人生に向き合います。
七日目に死を迎えるはずの蝉が八日目も生きていたら…。
あるべき人生から、大きく逸脱した世界を生きることになったら…。
そこには孤独やさびしさがあり、自分だけが見ることができる世界もある。
そして懸命に生きる。―タイトルの暗示が深いです(p321)。
始めはちょっと身構えてしまいましたが、今回も生活の客観的な描写や
会話のやりとりの面白い場面、登場人物への強い共感がありました。
掘り下げられていく二人のリアルな心象に、母親ってなんだろう、
家族ってなんだろう、血の繋がりってなんだろうって、改めて考えさせられました。
最後のほうで、薫が港で思い出す言葉(p336)に思わず目頭が熱くなりました。
印象に残ったフレーズ:茶化すみたいに、なぐさめるみたいに、認めるみたいに、許すみたいに、(p6)/
(自分が悪くないときは)謝らなくてもいい。きみはたくましく生きている。(p248)/
ここではない場所に私を連れ出せるのは私だけ。(p289)/
憎みたくなんかなかったんだ。(中略)憎むことは私を楽にはしたが、狭く窮屈な場所に閉じ込めた。憎めば憎むほど、その場所はどんどん私を圧迫した。(p330)
…そして、あの島に行ってみたくなりました。
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・・12星座の恋物語 角田光代
・・薄闇シルエット 角田光代
・・ロック母 角田光代
・・予定日はジミー・ペイジ 角田光代
・・三面記事小説 角田光代

装画は網中いづる。装丁は鈴木久美(角川書店装丁室)。
「野性時代」2004年5月号から2006年6月号まで不定期掲載。
主人公で語り手のハナは独身で、大学時代からの友だちのチサトと下北沢で古着屋チェルシーを共同経営している37歳。同年代の男よりも稼いで自分の人生にそれなりに満足していました。ある日、十年来の付き合いの恋人タケダくんから「結婚してやる」と言われ、違和感を感じます。
それはきっと心やすらかで楽しいだろうなと思いながらも、「好きなことやおもしろいことをして「いい」と、なんで許可されなきゃならないのか。許可されなくたって私は私のしたいようにしかできないのだ」、と思ったり、結婚が幸福と思えないのは性格がねじくれているのだろうか、と悩んだりします。
申し出を断って音信不通状態の中、設立後三ヵ月もせず消滅した純粋恋愛の会を経て、有名になりたい・もっと稼ぎたい・いろんな人を見返したい心へと変貌したチサト。チサトと別々になったら―「私には何もないのだ。本当に何もない。(中略)作り出すことも、手に入れることも、守ることも奪うこともせず、私は、年齢だけ重ねてきたのだった。」。不安な気持ちから呼び出したタケダくんとの決定的な別れ。危機感を抱いたまま、母の手作り教総本部で感じたことをきっかけに、金太郎飴だった自分に決別して勝負に出る、起死回生のドラマが始まります。けれどそれにも苦々しさが伴って…。
ハナの気持ち、本音の語り口がリアルでした。人生の勝ち負けにこだわらずに好きなことだけをしていくと自負するハナが、どうやって自分の生きる方向を見つけるのか。どきどきしながら読み進んでいきました。家族が集まった笑える食卓、スピーチのハラハラや爽快感、変わったことと引き換えになったことが痛々しい場面。何も手に入れられてない感じ、取り残されている感じが伝わってきました。共感できる部分がいろいろとありました。
最後は自分を見出す手がかりをつかんで、明るい兆しの励まされるようなエンディング。良かったです。
専業主婦だけど母のようになれていないコンプレックスがあり、怒髪点スイッチを持っている妹のナエ。離婚歴があり仕事に燃えるセレブチサトになり、さらに変わろうとする生き方のチサト。そして後半のキーパーソン、上条キリエ…。個性的なキャラたちのディティールが物語に立体感を与えていました。
印象に残った言葉:「いくつになったってその人はその人になっていくしかないんだから、他人と比べるだけ無駄だよっ。きょろきょろ人のこと見てるあいだに、あっという間におばあちゃんだよっ」(p251)
私も周囲と比較することを抑えることを憶えてから、少し生きやすくなったような気がしています。
目次にケーキが3回も出てきます。家族の象徴なのかもしれません。
そして、寒いのでナエの夫、マサキさんの特製ちゃんこ鍋が食べたくなりました。陣内さんのカレーも。男性の料理は美味しそうでしたね。放蕩娘たちのはパス!です(笑)。
余談:今年はもっとカジュアルにするつもりでしたのに、やっぱり硬く長く重くなってしまったみたいです。温かくなったら、柔らかくなる…と思いたいです。
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・・12星座の恋物語 角田光代 鏡リュウジ
・・八日目の蝉 角田光代
・・ロック母 角田光代
・・予定日はジミー・ペイジ 角田光代
・・三面記事小説 角田光代

装画は清川あさみ。装幀は新潮社装幀室。
「MISTY」連載の「星から届いたラブレター」(2004年4月号から2005年3月号)と「星から届いた通信簿」(2005年5月号から2006年4月号)を単行本化に当たり大幅に加筆修正。(↓牡羊座の場合)
小説(牡羊座の彼)、牡羊座君の正しい見極め方(チェックポイント・金銀泥)、
小説(牡羊座の私)、牡羊座女の本当のホント(牡羊座女性のテーマ)・・・が一組で、12星座ごとの男女、計24編の掌編小説(1編6ページ)と占星術を収録。
末尾カバーの、おふたりのプロフィールによるといずれも魚座。小説とおわりに、を書いた角田さんが1967年生まれ、解説とはじめに、を書いた鏡さんが一歳下で十年来の交流があるとのこと。占星術に興味があった角田さんには楽しいお仕事だったみたいです。自分とはまったく異なる思考回路、まったく違う行動原理を持っている人に対する驚きと好奇心が興味の発端、というのは、わかる気がします。掌編小説は場面を鮮やかに切り取り、状況や気持ちを過不足なく描いていて、そうしたドラマをわずか6ページで紡ぎ出す手腕に驚きました。
ちなみに作品タイトル(各星座のニックネーム)は、・・
牡羊座:トップくん・まっすぐちゃん、牡牛座:やすらぎくん・くいしんぼちゃん、
双子座:ライトくん・クールさん、蟹座:ファミリーくん・おうちちゃん、
獅子座:トクベツくん・スペシャルさん、乙女座:気づかいくん・ちくちくちゃん、
天秤座:アンテナくん・バランスちゃん、蠍座:まるごとくん・ヒミツさん、
射手座:スピードくん・わくわくちゃん、山羊座:こつこつくん・ゆっくりさん、
水瓶座:風変わりくん・パンクちゃん、魚座:はちゃめちゃくん・ラブ子ちゃん。
私は蠍座ですが、自分のところは読んでて理解できることが多かったです。作品ではファミリーくんや、ゆっくりさんがよかったです。自分のところと、気に入った作品、ふたつの楽しみ方ができますね。
印象に残った言葉:他人を拒絶しているわけではなく、相手の心を静かにみつめながら待っている(p169)。
そのまま蠍座です(笑)。読まれてみて、ご自分の星座、当てはまる部分はありましたでしょうか?。
関連情報 角田光代の読了本
・・ドラママチ 角田光代
・・夜をゆく飛行機 角田光代
・・薄闇シルエット 角田光代
・・八日目の蝉 角田光代
・・ロック母 角田光代
・・予定日はジミー・ペイジ 角田光代
・・三面記事小説 角田光代


