美しい自然が残る里山の近くで暮らす小学生・大窪博士。読書が何より好きな博士だったが、放課後や夏休みには近所の野山を駆け回る日々。小学生の日常。さまざまな出来事を描く連作短編集です。濃密な人間関係。子供たちの描き方がよかったです。温かくてほっとできました。一人ぼっちの今ここにいるぼくらは。川端裕人さんの成長小説。読後は爽やかです。今ここにいるぼくらは(2005/07)川端 裕人商品詳細を見る今ここにいるぼくら...
スーツを脱ぎ捨て、ぼくらは再び宇宙をめざす。異色の青春小説誕生。第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞作。高校で小型ロケットを作った宇宙好き少年たち。大人になって本物作りに挑みます。コストや構造が詳細です。さまざまな試行錯誤。一途に取り組む情熱が素敵です。夢の実現に向けて障害を乗り越えていきます。ワクワクしました。熱い夏のロケット。川端裕人さんのデビュー作。爽やかで面白かったです。夏のロケッ...
育児に奮闘する洋介。平静を装う匡志。立会い出産に臨むハルキ。事情はそれぞれ違うけど、子供を愛する気持ちは、みな同じ。子育てに体当たり。ユーモアにシビアな現実や切なさ。頑張りや愛が一杯でした。おとうさんといっしょの子供たちって微笑ましいです。単行本「ふにゅう」改題。父乳おとうさんといっしょ。川端裕人さんの愛情あふれる作品集でした。目次:ふにゅう/デリパニ/ゆすきとくんとゆすあしちゃん/桜川エピキュリ...
絵・鈴木びんこ。『小学二年生』連載に加筆修正。勇樹は「助けて」という声で夜の小学校へ。女の子・ミワと出会い、学校に残る悲しい思い出を楽しく変える手伝いを。学校が思い出し、夢として現れる子供たち。悲しみを抱えて帰れないまま。勇樹はひとりひとりの悲しみに気づき寄り添い、わかってあげたり望みを叶えたりして助けていきます。豊富なイラストで独特の躍動感。小さな女の子・ワカちゃんと一緒に悔しさや怒り、次々にい...