高梨奈々 編集ライター。ペット関係の出版物の取材・執筆を手掛けて約20年阪口貴彦ペアン動物病院院長。1968年生まれ。1993年帯広畜産大学卒業。獣医師免許取得後、20年間、ホームドクター、大学病院、腫瘍専門の病院、救急外来のある大病院などさまざまな施設で小動物診療の研鑽を積む。2013年より東京都練馬区にペアン動物病院を開設 猫は犬と違い、年を取っても、あまり見た目には大きな変化はありません。でも、体の中では確実...
これは作家としての遺言である――。創作歴60年の筒井康隆が満を持して執筆した、『文学部唯野教授』実践篇とも言うべき一冊。作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは?「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた筒井康隆だからこそ書ける、21世紀の“文章読本”。豊富な引用を元に、小説の書き方・読み方を直伝す...
レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別にいると確信。かつて理絵の教え子であった若宮は、殺人を告白しようとするが…。驚愕のラスト、社会派ミステ...
輝く瞳、可憐なお洋服……。女性ならだれしも一度はあこがれたことのある、お姫さまやバレリーナ、そして物語の主人公など、「少女の絵」を描き続ける画家・高橋真琴さんは、今年、画業50周年をむかえます。幼いころ、この真琴さんの描いた少女の「ぬりえ」や「ふでばこ」、「スケッチブック」を持っていた人もきっとたくさんいるはずです。そして、現在でも真琴さんは「少女の絵」一筋に、精力的に作品を発表しています。こうした...