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Author:藍色
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手塚治虫キャラクター図鑑〈4〉「リボンの騎士」と夢の王国・ファンタジー編
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ゆめつげ 畠中恵
ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)
(2008/04/25)
畠中 恵

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カバーイラストは三木謙次。カバーデザインは鈴木久美。単行本の文庫化です。
江戸は上野の清鏡神社の神官、川辺兄弟はのんびり屋の弓月としっかり者の信行です。
弓月の役立たずな夢告への、息子探しの依頼には様々な思惑が隠されていました。
ゆめつげの中味が伏線になっています。読み取りにくかったのも、後で納得でした。
弓月は、しゃばけシリーズの若だんなに似ていて、頼りない反面、覚悟も秘めてます。
普段は飄々としていて、いい味を出してます。叱る信行との会話も楽しいです。
辻斬りなどの血生臭さもあまり重くなくて、幕末の不安な政情を上手く絡めています。
しゃばけシリーズのようにのんびりしてなくて、はらはらドキドキの展開です。
愛着が持てる登場人物、人情味ある物語が畠中恵さんらしく、ほっこりしました。
ゆめつげする弓月の成長と幕末を描いた畠中恵さんの意欲作でした。面白かったです。
ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)
畠中 恵
4043888015



畠中恵 | 【2008-08-22(Fri) 02:26:36】
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いっちばん 畠中恵
いっちばんいっちばん
(2008/07)
畠中 恵

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装画・挿画は柴田ゆう。装幀は新潮社装幀室。「しゃばけ」シリーズ第七弾です。
今回も長崎屋の病弱な若だんな一太郎と妖たちとの、楽しいお話がいっぱいでした。
巻を重ねて、少しずつ変わっていく登場人物たちが、物語を広げています。
栄吉の奉公先での悩みと再生は、やり続ける事ができる才能に勇気づけられました。
新商売(ラッピングサービス!)を始めたお雛さんと許嫁、正三郎の絆が素敵です。
若だんなを喜ばせたくて競い合う妖たちに事件が絡まり、コメディ風になる表題作、
「いっちばん」は、妖たちの可愛らしさと痛快さで、いっちばん面白かったです。
若だんなが、不甲斐なさを認めながらも前向きで健気です。成長も垣間見えました。
ほんわかとあたたかい「しゃばけ」ワールドで、今回も幸せな気持ちになれました。
ドラマ第二弾も決定しているらしいです。今後も楽しみです。
目次:いっちばん/いっぷく/天狗の使い魔/餡子は甘いか/ひなのちよがみ
いっちばん
畠中 恵
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畠中恵 | 【2008-08-13(Wed) 04:21:31】
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こころげそう 男女九人お江戸恋ものがたり 畠中恵
こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり
装画は、さやか。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。「小説宝石」掲載。こころげそうとは、心化粧―口には言わないが、内心恋こがれること。
主人公、下っ引きの宇多が、密かな恋心を隠したまま死んだはずの於ふじが幽霊になって現われます。それぞれの恋や将来に悩む幼なじみたちに次々と奇妙な出来事が…。
人懐っこい宇多、おきゃんな於ふじ、於ふじの兄で故人の手之助、弥太と恋仲のお染、真面目で欲がない弥太、弥太を好きなおまつ、おまつに恋心の重松、大人しいお品、おてんばなお絹。
読み進むに連れて、それぞれが抱えている思いがわかってきます。気心の知れた間柄ゆえに、もつれ絡まる縁。思い通りにならないもどかしさ苦しさ切なさ。各人に訪れる決意の時…。
恋愛と幽霊と謎解きの人情味溢れる物語。切なく温かい読後感。面白かったです。
関連情報 畠中恵の読了本
ひとつ前に読んだ畠中恵の読了本
・・しゃばけ読本 畠中恵 柴田ゆう


畠中恵 | 【2008-02-09(Sat) 03:23:52】
Trackback:(10) | Comments:(16)
しゃばけ読本 畠中恵 柴田ゆう
しゃばけ読本
カバー装画は柴田ゆう。装幀は新潮社装幀室。小説新潮掲載の記事と新潮社公式HP「しゃばけ倶楽部バーチャル長崎屋」を加筆改稿。
「しゃばけ」シリーズの魅力を紹介するナビゲートブックです。11月24日放送のスペシャルドラマのロケ現場潜入ルポを皮切りに、若だんな=NEWSの手越祐也くんと畠中さんの対談、畠中さんへのロングインタビューなど声を伝える記事。物語紹介、登場人物解説などで人気の作品世界を案内。
大発見は、蔵出しあやかしギャラリー。雑誌掲載だけで単行本未収録の傑作イラストがいっぱい。読みながら挿絵がほしいなって思ってたんだよね〜。どうしてつけてないのかな?怒りプンプン(笑)。見てたら物語を思い出したよ。そして、新/旧長崎屋間取り図。これからは生活の様子がくわしく想像できそうでうれしい。
そのほか、記事が盛りだくさんで鳴家がいろんなサイズ・ポーズであちこちに登場。とっても楽しい一冊でした。p88の鳴家絵描き歌でマイ鳴家が持てます(笑)。
関連情報 金曜プレミアム しゃばけ
関連情報 畠中恵の読了本


畠中恵 | 【2007-12-07(Fri) 05:14:29】
Trackback:(5) | Comments:(10)
みぃつけた 畠中恵
みぃつけた
文・畠中恵、絵・柴田ゆう。装幀は新潮社装幀室。オールカラー。
「しゃばけ」シリーズ特別編の絵本。おなじみの若だんな、一太郎が幼い頃のお話。病気で寝込みひとりぼっちのさみしさ。天井から湧き出すように現われた小鬼たちと始まる隠れ鬼、かけっこ、石けり、影絵(チームワークの妙技!)。幼い一太郎とたくさんの鳴家が、かわいくてかわいくて。
一太郎の願い「一番のお友達になってよ」に「われは鳴家(やなり)。」。名前を明かして友達になって、一緒の寝顔が幸福感に満たされています。後に、三途の川までついていくほどの仲に(笑)。

今日は誕生日(今年も年齢は聞かないで、笑)。昨年四月にブログを始めて二回目です。この本でとってもしあわせな気持ちになれました。楽しい雰囲気にはまだ遠いブログですが、親しくさせていただいているひとりひとりの方と、これからも仲良く遊んでいただけたらうれしいです。
関連情報 畠中恵の読了本


畠中恵 | 【2007-10-31(Wed) 02:22:55】
Trackback:(11) | Comments:(32)
つくもがみ貸します 畠中恵
つくもがみ貸します
装画は三木謙次。装丁は角川書店装丁室。「怪」「野性時代」掲載。連作短編集。
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟が切り盛りする出雲屋は古道具屋兼損料屋。何でも貸し出す中に、百年を経て付喪神(つくもがみ)に化した古道具たちが。噂話好きでおせっかいな妖怪たちは出先で見聞きしたことを話し始めて…。
煙管(キセル)の五位、掛け軸の月夜見(つくよみ)、姫様人形のお姫、根付けの野鉄(のてつ。こうもり形)、櫛のうさぎなどユニークで楽しいキャラクターの妖怪たち。でも、しゃばけシリーズとは異なり、人間とは距離を置き主に仲間と話すスタンスです(大人?)。
身近な謎や事件を清次がつくもがみと協力して解決していきます。香炉:蘇芳にまつわる男の行方が気になるお紅。それを気にかける清次とお紅の微妙な機微。三人の関係の謎が引っ張る展開。最後は清々しく後味のいい結末で、にっこりでした。
目次:利休鼠/裏葉柳/秘色/似せ紫/蘇芳
関連情報 畠中恵の読了本
・・とっても不幸な幸運 畠中恵
・・うそうそ 畠中恵
・・まんまこと 畠中恵
・・ちんぷんかん 畠中恵


畠中恵 | 【2007-10-10(Wed) 12:55:36】
Trackback:(12) | Comments:(22)
ちんぷんかん 畠中恵
ちんぷんかん
装画・挿画は柴田ゆう。装幀は新潮社装幀室。
週刊・小説新潮・新潮ケータイ文庫掲載。「しゃばけ」シリーズ六作目。連作短編集。
鬼と子鬼:一太郎は火事の煙で意識を失い三途の川に。鳴家と帰りつくには。
ちんぷんかん:上野広徳寺の寛朝様の弟子、秋英が初相談を受けた父娘は。
男ぶり:母・おたえの若き日の恋物語。辰二郎。父藤兵衛との馴れ初め。
今昔:異母兄・松之助の縁談と一太郎を狙う陰陽師。貧乏神金次も再登場。
はるがきた:桜の花びらの妖、小紅との出会い。一太郎が願って気づいたのは。

冒頭、火事に遭う長崎屋。一太郎=若だんなが帰ってくる場面がスリリング。
秋英と六右衛門との算術合戦は脳トレ?。
長崎屋の再建と共に展開するのは恋のエピソード。
おたえさんの妖の血を引くゆえの負い目と葛藤。
おくら・お咲姉妹と松之助、妖たちの式神との戦い。
愛しい小紅を守るための奮闘の末、示される「神の庭」。
若だんながはっと気がついてしまう部分で思わず…。
松之助の分家、栄吉の修行、訪れる別れ。
変わらないと思っていた世界は変わり、若だんなも変化、成長していく。
最後の場面が美しく切なく心に残りました。次の作品がどうなるのか楽しみです。
表紙、鳴家のかわいさにほっこりにっこり。裏表紙はこらこら(笑)。
背表紙のパンチポーズにうっとり(?)。やっぱり鳴家がほしくなりました。
一匹じゃかわいそうなので三匹(よくばりっ)。たぶん見えないでしょうけど(笑)。
関連情報 畠中恵の読了本
・・とっても不幸な幸運 畠中恵
・・うそうそ 畠中恵
・・まんまこと 畠中恵


畠中恵 | 【2007-07-04(Wed) 02:47:56】
Trackback:(17) | Comments:(25)
まんまこと 畠中恵
まんまこと
装丁・イラストレーションは南伸坊。
「オール讀物」平成17年7月号〜18年12月号不定期掲載の連作短編集。
収録作品:まんまこと(真真事・ほんとうのこと『江戸語辞典』)/柿の実を半分/万年、青いやつ(万年青=おもと)/吾が子か、他の子か、誰の子か/こけ未練(つまらなく執着すること、思い切りの悪いこと『江戸語辞典』)/静心なく

江戸は神田の古名主、高梁宗右衛門の跡取り麻之助。お気楽ものの遊び人で、しゃばけシリーズの若だんなとは違い健康体。でも中身は素直で心優しく気立てのいい若者です。
名主代理として支配町からの奇問に、幼なじみのふたりの悪友―男前で色男の八木清十郎、堅物の同心見習い相馬吉五郎と取り組むことに。三人のキャラクターや得意分野を活かし、知恵を働らかせ、難題や人情のもつれを解き明かしていきます。

持ちかけられたさまざまな揉め事や事件はそれほど深刻ではありません。いつものゆったりほのぼのとした空気感でした。そして甘い父親たち(笑)。おのぶ、お紺、お寿ず、おむめ、おしんなど可憐で芯の強い女たちも生き生きと描かれています。
印象に残ったフレーズ:麻之助はお由有のことを、早春の柳の若芽のように、涼しげな美しさがあると言う。(p65)
麻之助とお由有(幼なじみで清十郎の義母・幸太の母)との淡く切ない恋もうっすらと織り込まれていて、よかったです。読んだ後、ふんわりと温かな気持ちになりました。
関連情報 畠中恵の読了本
・・とっても不幸な幸運 畠中恵
・・うそうそ 畠中恵
・・ちんぷんかん 畠中恵


畠中恵 | 【2007-04-26(Thu) 12:37:39】
Trackback:(20) | Comments:(34)
うそうそ 畠中恵
うそうそ
装画・挿画は柴田ゆう。
2001年「しゃばけ」で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞デビュー。しゃばけシリーズ「ぬしさまへ」「ねこのばば」「おまけのこ」。ほかに「ゆめつげ」「とっても不幸な幸運」「アコギなのかリッパなのか」など。
小説新潮2005年12月号より2006年5月号。
冒頭の「江戸語辞典」で、うそうそとは“たずねまわるさま。きょろきょろ。うろうろ。”の意味。

江戸に廻船問屋と薬種問屋を構える大店(おおだな)の長崎屋の若だんな(一太郎)は主人夫婦の一粒種。体は並外れて虚弱なものの、祖母おぎんが皮衣(かわごろも)と呼ばれる大妖で、妖(あやかし)の仁吉(白沢・はくたく)と佐助(犬神)を守(も)りとして派遣しています(表向きは手代)。
ある日、若だんなは地震でのけがをきっかけに箱根へ湯治に行くことになります。ところが小田原へ行く船の出港後、仁吉と佐助がいなくなり兄やの松之助と二人きりに。

仁吉と佐助の繊細さと豪快さ、勝之進や孫右衛門の事情、お比女の悩み迷う心のていねいな筆致、偉丈夫の蒼天坊の立場、新龍(しんたつ)の正体、そして事件に巻き込まれる若だんなの病弱を押しての行動力・観察力・人柄など、分をわきまえて立っているキャラたち。
そして簡潔な説明、自然体の語り口で、よどみなく続く物語に魅了されました。可愛い三匹の鳴家(やなり)と印籠の蒔絵の獅子の活躍も楽しい。最初にさりげなく描かれたあれ・朝顔・が伏線になっていることにもビックリでした。

畠中さんの作品は「とっても不幸な幸福」に続いて2作目、しゃばけシリーズは初めてでした。読んでみて人気の理由がよくわかりました。シリーズものの途中からでしたがすぐになじめました。まあるい雰囲気がいいですね。
読んだあと柴田ゆうさんの表紙を見返して、にっこりしていました。
そして鳴家が一匹欲しくなりました。たぶん見えないでしょうけど(笑)。
関連情報 畠中恵の読了本
・・とっても不幸な幸運 畠中恵
・・まんまこと 畠中恵
・・ちんぷんかん 畠中恵


畠中恵 | 【2006-06-19(Mon) 18:03:22】
Trackback:(22) | Comments:(34)
とっても不幸な幸運、畠中恵
とっても不幸な幸運
装画は寺門孝之。
2001年庶民とお化けの不思議な関わりを描いた「しゃばけ」で
第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞デビュー。
続くシリーズ作「ぬしさまへ」その他に「百万の手」「ゆめつげ」があります。
「小説推理」04年6月号から11月号連載の加筆訂正単行本化です。
新宿駅の東口、伊勢丹デパートにちかいビルの地下一階にあるバー「酒場」を舞台に
店長の義理の娘で中学生ののり子が百円ショップで売られている缶
「とっても不幸な幸運」を開けて奇妙な現象に遭遇したことから、
常連客の面々が恐いもの見たさ、その他の理由からひとりづつ缶を購入していきます。
缶を開けることでそれぞれの持ち主に現れる、思い出したくないこと、
逃げ続けてきたこととその顛末
(缶を買う、ベートーベンを聴く、友の名を知る、新宿を走る、マジックを見せる、
恋をする)をつづっていく連作短篇集。

初畠中さんでした。ファンタジーは普段あまり読まないのですが、
タイトルから手に取ってみました。
不思議な味の小説というジャンルは阿刀田高さんが有名で、
よくなじんでいましたが、この作品はマスターの洋介と常連客の面々の個性、
そして信頼関係が物語に膨らみを加えていて、楽しめました。
余談:「惑星ソラリス」(昔のソビエト映画、
少し前に「ソラリス」というタイトルでハリウッドでリメイク)を思い出したりしました。
こちらは完全にSF密室ホラー。おすすめでなく情報です。
関連情報 畠中恵の読了本
・・うそうそ 畠中恵
・・まんまこと 畠中恵
・・ちんぷんかん 畠中恵


畠中恵 | 【2006-05-26(Fri) 12:19:19】
Trackback:(11) | Comments:(12)
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