その一枚を握りしめて、会社社長は惨殺された。残された札はダイイング・メッセージなのか。事件は不可能犯罪の様相を呈す。圧倒的な知識量に驚きです。何度も目から鱗でした。駄作を含む理由、百人一首の題名。隠された深い意味。考え方が斬新でした。QED百人一首の呪。高田祟史さんのメフィスト賞受賞作。薀蓄が膨大です。QED―百人一首の呪 (講談社ノベルス)(1998/12)高田 崇史商品詳細を見るQED―百人一首の呪 (講談社ノベル...
背スラリ、髪サラリの天才高校生・千波くんが、浪人生の八丁堀たちと共に、鮮やかに難問を解き明かす。リアリティの薄い事件やトリック。純粋に謎を楽しむ短編集です。あっさり風味で気軽に読めます。森博嗣さんの解説が楽しいです。何かの試験に出るパズル。高田祟史さんの上質な論理パズル短編集でした。試験に出るパズル―千葉千波の事件日記 (講談社ノベルス)(2001/09)高田 崇史商品詳細を見る試験に出るパズル―千葉千波の事件...
「明邦大学・七福神の呪い」大学関係者を怯えさせる連続怪死事件は、歴史の闇に隠されていた「呪い」を暴こうとする報いか。試験と絡む古典の世界。怨霊や鬼だった七福神と六歌仙の関連。紀貫之の古今和歌集編纂の意図。御霊信仰と言霊信仰まで解き明かします。畏敬QED六歌仙の暗号。高田祟史さんの祟シリーズ。考証が鮮やかです。QED 六歌仙の暗号 (講談社ノベルス)(1999/05)高田 崇史商品詳細を見るQED 六歌仙の暗号 (講談社...
次々と惨殺されるシャーロキアン。解釈を巡る諍いが動機なのか。ダイイング・メッセージを読み解き犯人像に迫る桑原崇。シリーズ第三弾。日本の歴史から離れてミステリの古典。殺人とホームズ。二つの謎解きです。殺人の真相もですが、ホームズ議論が楽しかったです。講釈QEDベイカー街の問題。高田祟史さんもシャーロキアン。驚きの連続でした。QED ベイカー街の問題 (講談社ノベルス)(2000/01)高田 崇史商品詳細を見るQED ベ...