高校三年生の孝之は、親友の慎二や、水泳部のエース・水月とわいわい騒ぎながら過ごす毎日を送っている。そんなある日、孝之は水月に学校裏の丘の上に呼び出された。しかし、待っていた孝之の前に現れたのは水月ではなく、彼女の友達・遙だった。緊張した様子の遙から「好きです」と告白され、とまどう孝之。遙のことはよく知らない…でも、必死に思いを伝えようとする彼女を傷つけたくない。その思いから、孝之は「いいよ、つき合...
イラスト:沖史慈宴(おきしじ・えん)。MF(メディアファクトリー)文庫。ここまでのあらすじは前巻を乞う参照。小鳩の兄・倭(やまと)が姿を消した目的は、「呪」を小鳩からなくすためでした。使役に限らず憑かれているだけで宿主に精神的肉体的ダメージを負わせ命を削る「呪」。家を守るために5つも持たされ、涙を奪われ、痛覚を麻痺させられ、笑顔さえ剥ぎ取られていた小鳩。仲間たちの励ましで希望を灯し始めていた小鳩に...
イラスト:沖史慈宴(おきしじ・えん)。MF(メディアファクトリー)文庫。ここまでのあらすじは前巻を乞う参照。普通の人間には見えない「呪」の姿を見ることができる小笹菓(おざさこのみ)。そのクラスへ転入してきた帯刀唐穂(たてわきからほ)は、かわいい外見に似合わない乱暴なしゃべり方をする女の子。周囲に溶け込もうとしません。唐穂が「呪受者」であることを見抜いた菓は「ベストフレンド大作戦」を発動。兄、志朗や...
イラスト:沖史慈宴(おきしじ・えん)。MF(メディアファクトリー)文庫。ここまでのあらすじは前巻を乞う参照。むうちぃを見て志朗に声をかけてきたのは、高等部の3年生の公凪毬藻(きみなぎまりも、志朗と小鳩は1年生)。彼女は自分の呪「郷芝さん」を志朗と小鳩に見せてくれます。小柄で童顔、明るく人見知りしない毬藻とふたりは親しくなります。そんな折、学園のグラウンドで生徒が突然倒れるという事件が起きて-。呪の...