ディアゴール王国の末娘アリィシアは、十四歳。人々に『奇姫』と呼ばれている。国を救うために政略結婚をすることになったが、相手は人間嫌いの魔法使いであるガルディア。しかも、結婚するために乗り越えなければならない試練が二つあるという。一つは、ガルディアの住む険しい岩山の頂上まで、自力で登ること。二つめは、ガルディアを誘惑してアリィシアを愛するように仕向けること―。 最終12巻はガルディアがトラブルで記憶を...
昼間は優雅にお茶会、夜は内職の帽子作り。そんな貧乏貴族のオデットが、道端に倒れていた少年を拾ってしまった。ロードという名前以外、なにも覚えていないらしい。使用人が雇えず困っていたところだし、とりあえずオデットの家で働いてもらうことになった。ところが彼を拾ったことで、オデットのもとに“金の招待状”が届いたのだ…!謎に満ちた舞踏会で、オデットの運命が変わる。三巻目で不思議なロードの正体が明かされます。まだ...
ドレナー王国の世継ぎの姫として育てられた勇ましい少女リージュを突然の不幸が襲った。大国ゼネスティアに嫁ぐことになっていた妹姫が、なんとリージュの婚約者と駆け落ちしてしまったのだ。今さら約束を破るわけにもいかず、リージュが花嫁として差し出された。だが結婚相手である、王位継承者に最も近いという「三の王子」は、“贄”としての力が足りないリージュを見て激怒した。突然終わってしまい、ビックリしてしまいました。...
名門貴族の家で、何不自由なく育った少年アシュネ。だが、生まれてすぐ別の少年と取り替えられていたことが明らかになる。本当の家に戻ったアシュネを待ち受けていたのは、信じられないくらいに貧しい生活と、家族から向けられる冷たい拒絶の眼差しだった…。家のために働き始めたアシュネは、ある日、貴族の令嬢リーズと再会する。以前、彼女はアシュネとの婚約を断ったことがあったが。アシュネの章に続くエルドラの章。思い出す...