佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。
友情じゃなく、もっと特別ななにか。ひりひりして、でも眩しい、あの夏。
進、佳奈、広一、様々な目線の連作短編。三人のひと夏を描きます。
揺れ動く十代特有の心理描写が秀逸。
軽快な語り口、素直な描写が気持ちいいです。
ミントゼリー、夾竹桃、赤い自転車。夏の色鮮やかな景色が見えるみたいです。
右手だけの力強いサマータイム。佐藤多佳子さんのデビュー作。繊細で鮮烈でした。
目次:サマータイム/五月の道しるべ/九月の雨/ホワイト・ピアノ
サマータイム―四季のピアニストたち〈上〉 (四季のピアニストたち 上)佐藤 多佳子
サマータイム (偕成社コレクション―四季のピアニストたち)毬月 絵美
サマータイム (新潮文庫)佐藤 多佳子
サマータイム 佐藤多佳子
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サマータイム (新潮文庫) 作者: 佐藤多佳子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/08 メディア: 文庫 表題作「サマータイム」から「五月の道しるべ」、「九月の雨」、「ホワイト・ピアノ」と時を前後しながら話が展開していく。 読み進めていくほど登場人物たちの魅力が広
佐藤多佳子 「サマータイム」
内容(「BOOK」データベースより)
佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたも...
佐藤多佳子「サマータイム」読了。
温かい話だった。特にセンダくんがいい。一番大人だからだが、子供の部分を失わずに大人になった男の子なのだ。そこがいい。その他登場人物、主人公たちの男の子も女の子も、変に大人びていなくて、子供らしい未熟さと純粋さをきちん...
カバーがきれいで思わず手にとってしまいました。でも、大当たりです♪
心がポッとあたたまるような二冊。
佐藤多佳子氏です。
サマータイム/五月の道しるべ/九月の雨/ホワイト・ピアノ
小学校5年生の夏、進と一つ年上の姉佳奈は、どしゃ降りのプールで一人の少年と出会う。
左腕を失いながらもどこか大人びた雰囲気の広一。彼にはピアニストの母がいる。
広一の影響でピア...
佐藤 多佳子 著 「サマータイム」読了。 ★★★★★★★☆☆☆ 内容(「BOOK」データベースより) 佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、 じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。 左腕と父親を失った代わりに、大人びた
なんてまっすぐな兄妹なんだろう。冷静に読み進めると「まっすぐ」という言い方は本当は当てはまらないのかもしれないが、最初に感じたことを言葉にするとそんな感じ。 表題作「サマータイム」と、それを含む連作となった短編集。ちょっと珍しいなと思ったのが、時系列
サマータイム (新潮文庫) 作者: 佐藤多佳子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/08 メディア: 文庫 Amazon.co.jpで詳細を見る ★★★★ 佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕
ちょこちょこ読書。
今回は爽やかな題名の『サマータイム』です。
サマータイム(2003/08)佐藤 多佳子
佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。ど...
{/book/}佐藤多佳子『サマータイム』(新潮文庫)
★★★★☆
十一歳の進が雨のプールで出会った、義手の少年広一。
大人びた彼にひきつけられる進と、姉の佳奈。
三人ですごした夏と別れ、再会を描く表題作に、
それぞれの視点で語られる春、秋、冬の物語を
収録した連作
TB、ありがとうございました。こちらからもTBさせて下さい。