三十歳の誕生日に離婚する予定の敦は、自動販売機の補充に回る車内で
同僚の水城さんに結婚生活の顛末を話して聞かせる。
社会のひずみに目を向けつつ、掛け違っていく男女を描いた、
第135回芥川賞受賞の表題作ほか、単行本未収録の「安定期つれづれ」等、
夫婦それぞれのあり方を鮮やかにとらえた3編。
一日の出来事の中でまとめ上げられた、結婚から離婚に至る4年間。
車中での何気ない会話。敦と知恵子の心の機微とずれの筆致が見事です。
離婚に至るまでの様子が手に取るようによくわかりました。
日常を重ねていくうちに傷つける心。辛さが伝わり、痛かったです。
暑い八月の路上に捨てる。伊藤たかみさんの清涼感のある文章がいいです。
収録作:八月の路上に捨てる/貝からみる風景/安定期つれづれ
伊藤たかみさんの既読本。
助手席にて、グルグル・ダンスを踊って
ドライブイン蒲生
ミカ!
ミカ×ミカ!
ぎぶそん (teens’best selections)
ぎぶそん (PIANISSIMO COMICS)
リセット・ボタン (幻冬舎文庫)
八月の路上に捨てる
八月の路上に捨てる 伊藤たかみ
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今日も雪が降ってます。家の中にいても寒いです。
まめももが「ひみつ日記」に変なこと書くので今日はしまっておきました。(笑)
たかが感染性胃腸炎、と思っていたら、歳のせいかすごい重症になってしまい
1週間近くも寝込む羽目になってしまいました…。
もとか
三十歳の誕生日に離婚する予定の敦は、自動販売機の補充に回る車内で同僚の水城さんに結婚生活の顛末を話して聞かせる。社会のひずみに目を...
八月の路上に捨てる
【単行本】
第135回芥川賞受賞作品
暑い夏の一日。僕は30歳を目前に離婚しようとしていた。
現代の若者を覆う社会の歪に...
なんとなく気になってしまうタイトルだった。自分の八月生まれも関係しているのかもしれない。たしか、絲山さんの本んの中のブックレビューでみかけたんだと思う。そういう訳で、内容も良くわからないままに読むことにした。
話の展開というか、主人公の設定がどことな
芥川賞受賞作というので、友達に貸してもらって読みました。
「八月の路上に捨てる」(伊藤たかみ 文藝春秋)
うーん さらっとした小説でした。
夢を追うために就職せず、自動販売機の商品補充の
トラック運転手というバイトをしている男性が主人公。
コンビを組んで
八月の路上に捨てる伊藤たかみ
著者:
伊藤たかみ
出版社:
文藝春秋
サイズ:
文庫
ページ数:
175p
発行年月:
2009年08月
本体価格
476円 (税込 500 円)
【内容情報】(「BOOK」データベー...
八月の路上に捨てる 作者: 伊藤たかみ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2006/08/26 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (134件) を見る 自分の都合のいい事ばかり考えたり、思い通りじゃないと不機嫌になったり、女にはそれを許せとか、分
読書感想文。
一年くらい前、芥川賞とったやつです。
八月の路上に捨てるposted with amazlet on 07.02.12伊藤 たかみ 文藝春秋 売り上げランキング: 81...
こちらからも送らせていただきました!
文庫版にはもう1編収録されてるんですね。
そちらも読んでみたいです。