なぜ犯人は、死刑執行の当日、
首を縄に差し入れた死刑囚を殺さなければならなかったのか。
なぜ犯人は図書館の蔵書の冒頭数ページを切り裂くのか、
なぜ男は恋人の肉を食べたのか…。
異様な謎につつまれた怪事件に、名探偵・法月綸太郎の
明晰かつアクロバティックな推理が冴えわたる。
切れのあるトリックに驚いたり、楽屋落ちに脱力したり。
バラエティに富んだ内容です。期待以上の面白さでした。
法月綸太郎さん特有のしっかりした論理性、文体の格好良さ。
本格ミステリ作家の短編集の中でも説得力が高いです。
バラバラのピースが所定の位置に納まって、氷解する謎。
推理小説の醍醐味を堪能できました。未読の方に勧めたいです。
明晰な法月綸太郎の冒険。法月綸太郎さんの第一作品集。粒揃いです。
目次:
死刑囚パズル/黒衣の家/カニバリズム小論/切り裂き魔/
緑の扉は危険/土曜日の本/過ぎにし薔薇は…
法月綸太郎の冒険 (講談社ノベルス)法月 綸太郎
法月綸太郎の冒険 (講談社文庫)法月 綸太郎

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図書館シリーズ良いですね!法月さんがジャーロで連載されている新作も出版が待ち遠しいです♪
推理作家にして名探偵の法月綸太郎が、七つの難事件、珍事件に挑む、シリーズ初の短編集。後半の四篇は、図書館とその本にまつわる珍事件を描いた「図書館シリーズ」となっています。
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