広告会社に勤めるOL、友香。父と和解はできるのか『清洲橋』、
銀座でならしたバーテンダー、耕平。深川で自分の店を持つが『亥之堀橋』、
進学校の秀才と不良少年の再会『大富橋』、
バツイチの佳子は英会話教室の生徒との逢瀬をやめられない『八幡橋』、
新居探しで足を棒にする美穂と哲也のカップル『まつぼっくり橋』、
世田谷から来た千恵と、祖父エンジとの交流の物語『永代橋』。
水の都・深川を舞台に描く六つの人生。
東京深川が舞台。六つの橋にまつわる連作短編集。
海が近い深川独特の水や潮の匂い。それぞれの思いが迫ります。
迷いながら歩く橋。思い出深い橋。諍う二人を繋ぐ橋。
乾いた恋の橋。夢を思い出す橋。新生活へと踏み出す橋。
丁寧な描写。悩みを抱えた人たち。橋を渡って変わる風景や風向き。
素直に向き合う自分の気持ち。動き出す心がいいです。
心の橋をめぐる。橋本紡さんのしみじみとしたお話でした。
橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ橋本 紡

橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ 橋本紡
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橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ 作者: 橋本紡 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/11 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (16件) を見る 深川近辺を舞台にした短編集。6つのお話はそれぞれに橋の名前がつけられている。 じんわり温か
深川の町に架かる橋にまつわる6つの物語
・清洲橋
ふと仕事後に空いた時間で実家の深川をぶらつく友香
ケンカ中の実家に立ち寄りがたいと...
広告会社に勤めるOL、友香。父と和解はできるのか『清洲橋』、銀座でならしたバーテンダー、耕平。深川で自分の店を持つが『亥之堀橋』、進学校の秀才と不良少年の再会『大富橋』、バツイチの佳子は英会話教室の生徒との逢瀬をやめられない『八幡橋』、新居探しで足を棒に...
さて、今年最初の更新です。
更新頻度を上げたいとは思っているのに最初の更新が1月の半分を超えてからになってしまうとは・・・。
期待できないなあ。
引き返そうか、
進もうか。
人生は橋を渡ることに似ている。
水の都・深川を舞台に描く六つの連作短編。
僕の一...
橋本紡『橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ』文芸春秋,2008 橋本紡さんの作品感想 水の都・深川を舞台に描かれる短編集です。最初は、久しぶりに戻った実家付近の、変わってしまった風景に戸惑う有香の話「清洲橋」資料館での弟との電話でつながったやりとり「仕
橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ 作者: 橋本紡 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/11 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (16件) を見る 先日、とてつもなく糞なものを読んでしまったので、その口直しにと、橋本紡の読んでない本を読む
あけました。おめでとうございます。
今日は一日フルに使ってテニプリ全巻を読み直してました。
大満足です。
ではでは、新年一発目は読...
 父に反発していた友香が結婚を前に実家を訪ねる「清洲橋」銀座でバーテンをしていた耕平が町内会を取り持つ「亥之堀橋」大学受験を目前にクラスメイトが死に旧友に会いに行く「大富橋」離婚した夫に子どもを預けて自宅で逢引をする「八幡橋」建築を学んだ将来の...
橋本紡さんの『橋をめぐる』という作品を読みました。深川を舞台に6つのお話が展開されている作品です。とてもいい世界観がある作品です。少...
『リカ』を読み終えたあと、あまりに怖くて穏やかな気持ちになれる本が読みたいと思い、これを選びました。ところが、勝手なもので、のんびりしすぎて物足りなく感じるという、なんとも身勝手な読者になってしまいました。隅田川のそばの、いくつかの橋をめぐっての物語で...
心情や情景を丁寧に描写している作品でしたね。
心が温まりました^^