私たちは十日前に結婚した。
しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。
笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。
そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。
奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは。
傷つき傷つけられながらも、
愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
笑子と睦月の危うい結婚生活。突き付けられる数々の現実。
いつバランスが崩れてもおかしくないような関係です。
なのに、お互いのことを大事に想う気持ちが溢れています。
痛々しいのに優しい、瑞々しくて透明感のある作品。
きれいで切ない言葉がやさしく心に染み込みました。
哀しいこともきらきらひかる。江國香織さんのピュアな恋愛小説でした。

豊川悦司、薬師丸ひろ子、筒井道隆で映画化。


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「きらきらひかる」江國香織
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「きらきらひかる」 (新潮文庫)江國香織
きらきらひかる 江國香織
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江國香織さん、3連発。
きらきらひかる (新潮文庫)
この小説は、始めて読んだ彼女の作品で、僕は、すっかり彼女の魅力に参ってしまったことが懐かしい。
この作品に流れる、不思議な透明感にすっかり魅了されたのでした。
そして、今まで何冊読んでも、この魅力は色あ
映画で「冷静と情熱のあいだ」を観て以来、江國さんにはとても興味があったんだけれど、何故だかそれ以来縁遠くて、今回初めて手にとって作品を読んでみた。
ホモの夫とアル中の妻。結婚したてのふたりの暮らし。お互いを認めて結婚してはいるものの、互いの両親は自分の子供の結婚相手の問題点を知らないままでいたり、夫は恋人のもとへ出かけていくし、妻はヒステリーをすぐ起こす。それでも良好?な関係でいるふたり。江國さん...
「きらきらひかる」(1991/江國 香織)
きらきらひかる (新潮文庫)(1994/05)江國 香織商品詳細を見る
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たち...
江國香織の『きらきらひかる』は、主人公笑子とその結婚相手であるゲイの睦月、睦月の恋人である紺の3人の微妙な関係が魅力的な一作でした...
私にとっては、初めての江國香織です。
前々から興味はあったのですが、読む機会なく…。
ホモセクシャルの夫と、情緒不安定な妻。
お互い気遣いあって暮らしているのですが、その間柄は決して通常の夫婦関係ではありません。
夫には昔から付き合っている恋人がいる...
「きらきらひかる」 江國香織著
ホモの睦月と精神を病んでいる危うい笑子の恋愛小説。なんともおしゃれな物語である。奇妙な関係の夫婦の毎日の暮らしを粋に書いている。不思議な小説といってもよい。読んでいるうちになんだかやさしい気持ちになってくる。
精神の不安定なアル中の笑子と医者で同性愛者の睦月の結婚 二人の間には男女の営みはない。でも、自然体の笑子、どこまでもやさしい睦月...
人は皆同じなのだと、よく言われるけれど、私は同じ人と出会ったことなど一度もない。ある程度同じ器官と身体を持って、意思疎通可能だから「同じ」というカテゴリーに入れられるけれど、皆違う。その人だけが纏う空気、その人の癖が出る言葉遣い。人が皆違うということ...
きらきらひかる
江國香織さん
新潮社文庫
の本です。
ホモの夫とアル中の妻の家庭。
お互いすべて許しあって平凡な変わらない毎日を...
江國香織の「きらきらひかる」。
これを読んだのは確か小学六年生ぐらいだったと思うのですが、私のその後の人生にものすごく影響を与え...
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しんしんと胸にしみいるお話です。(^ ^*)
きらきらひかるposted with amazlet on 06.02.12江國 香織 新潮社 (1994/05)売り上...
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