金沢市郊外、銀鱗荘ホテルに眠っていた今は亡き女優・曾根繭子にまつわるコレクション。
その公開作業が進められる中、明らかになったのは、
コレクションを収集した大林一郎の繭子への異様なまでの執着。
繭子の使った割り箸、繭子の下着、繭子の…狂気的な品々に誘われ、
やがてホテルには、繭子が書き残した戯曲を実演するかのような奇怪な出来事が次々と起こる。
それは確実に終幕に向かって―。書き下ろし本格長編ホラー。
精一杯仕事を遂行しようとする主人公の学芸員。
奮闘努力する姿勢が、少し悲しく共感できます。
じわりじわりとくる怖さ。狂気じみた歪んだ情熱。とらえどころのない恐怖。
とても不気味で怖いお話でした。展開も見事です。
まつわる「遺品」若竹七海さんならではの仕掛けも楽しめました。
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金沢市郊外、銀鱗荘ホテルに眠っていた
今は亡き女優・曾根繭子にまつわるコレクショ...
ほとんど印象に残っていません……。
こちらと先日の高野さんの2件、
トラックバックさせていただきました。