両親の離婚時に独立を宣言した姉と二人で暮らすようになつて三年。
高三になった菜生は、大学への推薦決定後、学校をさぼりがちになっていた。
そのうち、短大を出て働いている姉までなぜか会社を仮病で休むようになり―
青春の一時期に抱く感覚を、こまやかに切り取った物語。
世間とは隔絶した生活を送る姉妹の一ヶ月。悲壮感もなく受け入れる日々。
誰もが姉妹のような状態に陥る可能性がありそうで共感できます。
姉、姉の婚約者、従兄弟。身近な人々との何気ない交流。
日常から外れて淡々と曖昧でもどこかで変化。微妙な心理描写が秀逸です。
生えてくるのかも「羽の音」大島真寿美さんの不思議な明るさのお話でした。
羽の音大島 真寿美
羽の音 (ポプラ文庫)大島真寿美

羽の音 大島真寿美
- http://1iki.blog19.fc2.com/tb.php/1602-d6bc135a
トラックバック
大島真寿美の‘羽の音’を読んだ
人生は結局、こんな風に淡々と過ぎていく
読んでる間に妹からメールがあった
また、姉に間違われたん...
両親の離婚にともない、元の家で姉とふたりで暮らしていくことを選んだ姉妹。3年の月日が流れた12月、姉の様子がどうもおかしい。出社拒否をし、部屋にこもり続ける姉と、それを見守るかのように登校拒否をしている妹。ふたりの行く末は・・・???------------------...
#19/2010.02.03
★★★☆☆
理論社
P141/1575円
羽の音(2001/05)大島 真寿美商品詳細を見る
あらすじ(「MARC」データベースより)
これしかなか...
早速遊びに来ました~。
大島さんの何気ない日常の切り取り方にすっかりハマってしまいました☆