演劇と小説を舞台に2000年代カルチャーを縦横無尽に疾走する若手女流作家の長編。
強烈な登場人物が醸し出す、新感覚の文学!。鬼才・本谷有希子の長編小説。
人間は立ち直れるのか?。売れなくなった芸人の人生。
希望よりも絶望することの方が、生きる力に溢れているという人間の性を描く。
些細なことに苦悶し続ける元芸人の主人公。妙なリアリティがあります。
平凡な人物の目線ならではの生活ネタがあちこちにあるのも独特。
異様に軽やかなストーリー展開。一気に読ませる筆力がすごいです。
悩む主人公の重いような軽さ、ドロッとしていてサッパリしている面白さ。
ぬるい「ぜつぼう」本谷有希子さんの現代の描き方が秀逸です。
ぜつぼう本谷 有希子
ぜつぼう (講談社文庫)本谷 有希子
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ぜつぼう 本谷有希子
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あー、今日はとても学部をやめたくなったぞ。まあ普段のことだけども。そんな風に言ってられる内は大丈夫ってね。でもまあしかしあれだね、...
売れなくなった芸人の絶望の人生。
希望よりも絶望することの方が
生きる力に溢れているという人間の性を描く。
2000年代カルチャーを縦横無尽に疾走する若手女流作家の長編小説。
全然期待しないで読んだのだが、これは面白い!!
何回も自分が絶望しているかを確...
本谷有希子。
すっかりハマってしまって、せっせと図書館で予約しまくりです。
主人公の戸越は元売れっ子芸人。
世の中は残酷だ。
売れてるときはちやほやしてくれるけど、ひとたび売れなくなると
誰...
本谷有希子さんの本はどれも魅力的な内容のものばかりなので、他の作品も読んでみるといいかも知れませんよ。