サッカーボーイズ１３歳―雨上がりのグラウンド はらだみずき

桜ケ丘中学校サッカー部に入部した遼介、同じ学校に通いながらＪリーグのクラブチームに入団した良。小学生時代同じ桜ヶ丘ＦＣで「ダブルリョウ」と呼ばれたふたりは、異なる環境でサッカーを続ける。競技スポーツという新たな領域のグラウンドに立ったサッカー少年たち。―ダブルリョウとその仲間たちの物語。

小学生から中学生へと移る舞台。ただボールを蹴っていて楽しかった前作。
子供から少年へと成長。個々のサッカーに対する思いや悩み、大人の事情。
年齢が上がり、さらに彼らの葛藤などに深みが増したみたいです。
仲間たちといつまでも同じ感覚のままではつき合えない現実。
みんな自分の道を模索し始めているのに自分だけ変わっていないような焦り。
そんな中学時代に味わった複雑な気持ちをしみじみと思い出しました。
部活のリアリティ。自分がグラウンドに立っているような気分になります。
等身大だから応援したくなるストーリーなんだって思います。
挫折を繰り返し大切な物を見つけていく姿に胸がジーンと感動です。
「サッカーボーイズ１３歳―雨上がりのグラウンド」はらだみずきさんの続編が楽しみです。

サッカーボーイズ13歳―雨上がりのグラウンド

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サッカーボーイズ 13歳 雨上がりのグラウンド (角川文庫)

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