北村ハルトは中学二年生。始業式の日、彼の前に現れた一人の先生。
軟弱そうでやぼったい。そう、彼こそがハルトのクラスの新担任―小津ケイイチロウ先生、だった。
この先生がとんでもないダメ教師……。ハルトの中学生ライフはいったいどうなる?
ハルト一人称の語り口。時々理解できない若者語もあります。
ヘタレの小津先生にクラスのモチベーションが低下。暫くは不安でした。
今時、生徒に心配してもらえる先生って、ある意味希少だと思います。
手のかかる先生が担任になると苦労しますが、そこで互いに成長できるのかも。
主人公をはじめ全キャラクターがいつもながら生き生きしているのがいいです。
非公式HP(学校裏サイト)、クラス内外の不和、クラス内の問題。
全て解決ではないけれど、いい雰囲気で幕を閉じたのですっきりしました。
もし「世界がぼくを笑っても」笹生陽子さんの作品世界が楽しめてよかったです。
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「世界がぼくを笑っても」笹生陽子
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中学に赴任してきた一見だめだめ先生のお話で、裏サイトとか、匿名で掲示板投稿とか、リアルで、きれいばかりではない学校生活だけど、だんだ...
『世界がぼくを笑っても』
笹生陽子
講談社
なんかちょっといいかんじの児童文学。
担任教師の休職によって赴任した小津先生と生徒たちのはーとふるな交流劇……じゃないかもし ...
ハードカバーの裏表紙にこんな文章が書かれています「われらが浦沢中学にすごい先生がやってくるってさ---
世界がぼくを笑っても 作者: 笹生陽子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/05/26 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (10件) を見る 笹生さんの作品を続けて読んで、ほう~イマドキはこんな裏サイトとかあるんやね、勉強になります。 ある
お互いに成長できれば、素敵ですよね。先生に愛情があるかどうかというのは生徒にはわかってしまうものですよね。
また、ほっとして、元気になるような作品が読みたいです!