病に冒された愛猫の介護/闘病記、行方不明になった猫の捜索日記、
著者・今井家の飼い猫、外猫との交流記、猫によっていやされた日々が
平易な文章で綴られている猫エッセイ。同じ著者による『猫はエライ』の続編。
『猫はエライ』を刊行して十年が過ぎた。
一九九三年七月に書いたあとがきによれば、愛猫のシマの容態が悪化していたことがわかる。
その年の十一月二日にシマは永眠した。
その後『猫はエライ』の続編は書くつもりでノートを作り、メモを続けていた。
しかし、いざ書き出すと涙、涙。シマの死は我が娘を亡くしたような悲しみであった。
猫好きの読者ならきっとわかってもらえると思う。
作者の今井家で飼われてる猫たちを日記形式等で描いています。
猫の闘病生活についての部分も多いので、必死に看病する場面で涙があふれます。
猫たちの性格描写が描かれてるのが、とてもいい感じです。
捨てられてる猫、近所の迷い猫を見ると、どうにかしてあげないと!と思う気持ち。
今井さんは本当に猫好きで、とても行動的です。
「そうそう、こんなことする」と同感や、「こんな猫もいるんだ」と新たな発見。
本全体から猫の可愛さが伝わるのがいいです。
可愛くて「やっぱり猫はエライ」今井美沙子さんの猫好きに知らせたい本です。
「やっぱり猫はエライ」今井美沙子 楽天からも購入できます。
前作

「やっぱり猫はエライ」今井美沙子
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