ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。
文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。
相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。
原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。
「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとしてうちの猫も?。
描き下ろしマンガ(大島弓子)も収録。
猫の仕草や行動をじっくりと観察していて、猫について既によく知っている人達が、
「こういう仕草、猫ってやるよなあ」と言いながら、にっこり笑える本です。
可愛い仕草や無邪気な行動の裏には、こんな思惑が?というユーモア。
ポール・ギャリコ夫妻の猫に対する愛情が全編から伝わってくる作品です。
挿入写真も秀逸でユーモラス。何度見てもどれも可愛いです。
冒頭の連続で撮られているタイプを打つ猫なんてカワイ過ぎて笑ってしまいます。
ユーモアに溢れた作品です。ほんわかしたい気分のときに読んで欲しい本ですね。
猫好きなら、「わかる!わかる!」と、笑ってしまう場面が沢山あります。
見たい「猫語の教科書」ポール・ギャリコさんの猫好きの方にぜひお勧めの一冊です。
目次
人間の家をのっとる方法/人間ってどういう生き物?/猫の持ち物、猫の居場所/
獣医にかかるとき/おいしいものを食べるには/食卓でのおすそわけ/魅惑の表情をつくる/
ドアをどうする?/クリスマスのおたのしみ/旅行におともするコツ/母になるということ/
じょうずな話し方/猫にとっての正しいマナー/愛について/別宅を持ってしまったら/
これはしちゃダメ/子猫のしつけと子猫の自立/終わりに
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