大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。
無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。今、当時の記憶はない。
というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、
その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。
そのためか、ましろには特異な能力があった。
防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。
ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、彼女の過去を調べ始める。
やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。
全403頁という分量ですがどんどん読み進めることが出来ます。
事細かな描写過多や物語上機能していないファッションショーに辟易。
外連味がかっている設定ですが、すらすらと読めてキャラに親近感が湧きます。
人物がとても活き活きとしていて、映像が頭に浮かんでくるようです。
ミステリーである以上に青春サスペンスであり清々しい青春譚です。
ましろが理美子にそこはかとなく抱いている申し訳なさと友情の回復。
基本的信頼感を確立して大人になろうとする刹那の瑞々しさが書きたかったことかも。
感じる「殺気!」雫井脩介さんの題名と内容がちぐはぐな感じの軽い読み物です。
「殺気!」雫井脩介 楽天からも購入できます。
「殺気!」雫井脩介
- http://1iki.blog19.fc2.com/tb.php/1809-be790b21
トラックバック
『殺気!』 著・雫井脩介 徳間書店 幼なじみの友情を描いた青春ミステリー。青春:ミステリー=7:3くらいの感じ。
そうなの、前作の『犯罪小説家』があまりにも面白かったものですから、「ああ、あの作家の新作か」と思ったら、やっぱり買わずにいられなかった。
設定も、なかなか面白そうだったし。
殺気!(2009/09/16)...
【殺気!】 ・・・・・・・・ 雫井脩介
大学生のましろ(女性)は12歳のとき、何者かに拉致、解禁された経験がある。
無事に開放されたが、犯人は不明で、事件は未解決。
今、そのときの記憶はなく、
ひどいPTSD(心的外傷後ストレス精神障害)にかかってしま
「殺気!」雫井脩介
ましろはある日、自分の特殊能力に気づく
それは、”殺気”を感じるというもの。。
過去に巻き込まれた、
ある事件のせいで身についたものか??
その能力で、何度か危機を回避するなか、
地元の開発工事に絡み、事件は起きる。。
それは、過去のま...
殺気!
雫井脩介発売元: 徳間書店価格: ¥ 1,680発売日: 2009/09/16
おすすめ:★★★★☆
殺気…。
何となく、その言葉が相応しいように思えた。
大学生のましろ(女性)は12歳のとき、何者かに拉致、監禁され...
[C18176] こんばんは♪