「アクエルタルハ１・２・３」風野潮

１森の少年・黄金の都タルハ・タンブから、北方の地方長官に
赴任することになったマイタは、近衛隊長ラサ・カクルハーと共にミスマイをめざす。
旅の途中、精霊使いの血を引く少年キチェーと、火の髪を持つ少女グラナを見付け、
都に連れ帰ることにするのだが…。夢と冒険いっぱいのファンタジー。
２風の都・近衛隊長ラサ・カクルハーは、キチェー、グラナ、
シュルーたちとともにカクチク地方の都、チャルテを出発した。
街道を進み到着したのは、古よりの都イスマテ、
風の神グクマッツが祀られている別名『風の都』。ところが、街の様子は一変していた…。
『ビートキッズ』の著者が放つファンタジックなロード・ノベル第２弾。
３砂漠を飛ぶ船・風の都イスマテを旅立ったカクルハーとキチェー、
グラナ、シュルーたちは、砂漠の広がるアスナ地方の都ツトゥハーを目指していた。
ところが、砂漠を進んでいる途中で、気を失って倒れていたひとりの少女に出会う。
彼女は雨乞いの儀式によって、生けにえにされた少女だった。
壮大なファンタジー・シリーズの第一部完結編。

マヤ文明をモチーフに精霊使いの伝説と運命を描く中南米文明風冒険ファンタジー。
イラストは竹岡美穂さんです。
文庫版は「森の少年と火の髪を持つ少女」「空飛ぶ船と天翔ける白銀の蛇」二冊組み。
とても独特な題材で、そのあたりに興味を惹かれました。
あとがきによればマヤ文明に憧れていたと書いていらっしゃいます。
舞台が独特なのはいいのですが、独特なぶん固有名詞や設定などが理解しづらい状況。
キャラクターがいっぱい出て視点も変わって精霊まで出てくる目まぐるしい展開。
一読しただけでは中身が読み取れず壮大過ぎてちょっと入り込めませんでした。
とはいえ、文章はとても読みやすく、盛り上げる場面は大いに盛り上げています。
作品は非常にしっかりしています。とても高いレベルの文章を読ませてくださいます。
こういう方面の作品を読み慣れていらっしゃる方は十分楽しめるのではと思います。
神殿「アクエルタルハ」風野潮さんの中南米風ファンタジー。少し難しかったです。

アクエルタルハ〈1〉森の少年 (カラフル文庫)風野潮

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アクエルタルハ〈2〉風の都 (カラフル文庫)風野潮

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アクエルタルハ〈3〉砂漠を飛ぶ船 (カラフル文庫)風野潮

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アクエルタルハ１ 森の少年と火の髪を持つ少女 (integral)風野潮

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アクエルタルハ２ 空飛ぶ船と天翔ける白銀の蛇 (integral)風野潮

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