外務省職員がロシア貿易商と密談した後、怪死した。
その貿易商と一緒に来日していたのは元KGBの殺し屋・ヴィクトル。
警視庁公安部・倉島警部補は2人を追ってロシアへ飛ぶが…。
マフィアとテロリストたちをも巻き込んだ緊迫の追跡捜査を描く、
超硬質アクションノヴェル。
倉島警部補シリーズ2作目。前作の事件を経て公安部の警察官として覚醒。
紆余曲折を経て、倉島はモスクワに飛ぶことになります。
ストーリーの柱はロシア国内ですが、決してご都合主義ではない読ませる展開です。
前作に引き続き登場するヴィクトルの生活の変化と倉島の人間的成長が魅力。
そして圧倒的な存在感を示しているロシア人貿易商のペデルスキー。
ヴィクトルをボディーガードにしたペデルスキーが隠し持っていたこと。
その素顔が徐々に明らかになっていくプロセスには、惹きこまれるものがあります。
エレーナも強い印象が残ります。ただ終結部の事態には唖然。
前作より逞しくなった倉島の活躍、判断により後味の良いラストです。
赴く「白夜街道」今野敏さんのその後も気になるシリーズです。
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「白夜街道」今野敏
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白夜街道 今野敏(著) 文春文庫 白夜というからにはロシアなのかな?と思って読ん
今野敏「曙光の街」「白夜街道」
うーん・・・イマイチ倉島の人物像がわからない・・・
まだあと1冊読んでないからかもしれないけど。
ヴィクトルの方が存在感あるかも(笑)
(つーかひょっとして元々「ヴィクトルシリーズ」なのか!?)
...
白夜街道(2006/07)今野 敏商品詳細を見る
あらすじ
外務省職員がロシア貿易商と密談した後、怪死した!その貿易商と一緒に来日していたのは、元KGBの殺し屋・ヴィクトルだった!警視庁公安部・倉島警部補...
白夜街道
著 者:今野敏
出版年:2006年
出版社:文藝春秋
元KGBのスパイ、ヴィクトル・タケオビッチ・オキタは、日本での事件の後、元マフィアの情婦であったエレーナを連れてロシアを離れていた。エレ...
これ、第3弾が出ているのですよね。
読もうかどうしようか迷うところです。