動物園のかばの一日を簡潔なことばと美しい絵で描いた絵本。
絵本ははじめてという幼い子どもたちに最適です。
欧米でも翻訳出版され高い評価を受けています。
読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:小学低学年から
動物園の1日をかばくんの視線で描いた1冊。
寝ぼすけかばくんのもとに子どもたちがやってくる。
きたきたきたきた きたきたきたきた くつしたはいてる すかーとはいてる
はんずぼんはいてる げたのこもいる。どらちょっとみてこよう。
岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子という著者の詩のような文と、キャンバスの粗い布目を生かした油絵が美しいこの絵本は、1962年に福音館書店の月刊誌「こどものとも」に取り上げられ、1966年に傑作集として出版された傑作絵本である。サンケイ児童出版文化賞を受賞し、全国学校図書館協議会選定図書、厚生省中央児童福祉審議会特別推薦図書に選ばれるなど評価も高く、欧米でも翻訳出版されている。
童話作家で詩人の岸田衿子(きしだ・えりこ)さんが7日午前、髄膜腫のため神奈川県小田原市内の病院で亡くなられました。82歳。
東京出身。劇作家の岸田国士(くにお)の長女で、女優の岸田今日子は妹。東京芸術大油絵科を卒業後、結核療養中に創作活動を始めました。詩人の川崎洋や茨木のり子が創刊した詩誌「櫂(かい)」に参加し、詩集「あかるい日の歌」などを発表。
「ジオジオのかんむり」など童話や絵本も数多く手掛け、アニメ「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」などの主題歌の作詞をしたことでも知られています。
詩的な文章がなんともいえず心に響きます。
単純でありながらとてもユニークで、思わず笑ってしまいます。
人間の目からかばくんを描くだけでなく、かばくんの目から見た動物園の様子も描かれていて、とても新鮮です。


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