いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。
再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが―。
初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊った。
さらに一人、また一人と積み上がる死体とともに、巨大な闇が姿を現す。
苦い恋愛話で新しさを期待。どんどんダークな展開になって、やっぱりって感じです。
主人公の津原と小沢コンビの掛け合いが割と楽しいので、がんがん読み進められます。
はっきりとキャラの違いを描いて混乱がなく、文体も自然な口調で読み易いです。
警察側、黒幕、犯人などの視点で人間模様が浮かび上がり、ぐいぐい引き込まれます。
途中まで読み進めていると結構重要人物が次から次にさくさく死んでしまいます。
段々感情移入していく人があっさり死んでしまうので、心が折れかけるみたいです。
あっけなく人が死んで暴力シーンもリアル過ぎて読んでいて暗くなります。
吊る「ハング」誉田哲也さんのダークな世界。どこか救われる部分が欲しかったです。
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「ハング」誉田哲也
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【ハング】 ・・・・・・・・ 誉田哲也
いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。
再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は
一気に犯人にたどり着き、自供も得るが―。
初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと
迷宮入りした宝石店オーナー殺害事件
1年後、事件直前に起きた別の強盗未遂事件のビデオテープが見つかった
何かカンケイがあるのか? オーナーは何故そのことを隠していたのか ...
ハング
著者 誉田哲也
警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕。だが公判では自白強要があったと証言され、翌日、班の刑事の一人が首を吊った姿で見つかる。そしてさらなる死の連鎖が…。刑事たちは巨大な闇から仲間を、愛する人を守ることができるのか。誉田作品史上もっともハードな警察小説。
誉田/哲也
1969年東京生まれ。2003年...
誉田さんはやっぱりダークですね。