秋田麦、16歳。小説家の父親とふたり暮らし。
そんな秋田家に年上のいとこの曜子が居候に来てから、麦の調子は狂いっぱなし。
モヤモヤした日々が続いてすっかり微熱少年になった麦だったが…。
前の記事の登場人物にこの名前の人がいたので、いきなり甦ってきました。
当初はコバルトシリーズでしたが別版復刊。もう30年くらい前の本なのですね。
元来は森鴎外の作品なので文学的とも思いましたがそのまま「ヰタ・セクスアリス」。
性的生活という刺激的な題名で、親に隠れて読んだもんです。
男性とは思えない線の美しさと当時はタブーだった部分を思い切って描いて印象的。
今にして思えばごく少女漫画っぽく甘々です。
「恥じらい」「男らしさ」「女っぽさ」ノスタルジーであります。
星子さんとの恋にウルウル。やくざ漫画を描く前はこの路線だったんだよね。
高校の先生、いまの子どもとぜひ読んでみてください。
意外と若者は古風。通じるかもしれません。
真面目な「麦ちゃんのヰタ・セクスアリス」立原あゆみさんの少年青春漫画です。




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