赤坂で殺人事件発生―被害者は右翼団体に所属する男。
警視庁公安部の倉島は、なぜか特捜本部に呼ばれる。
二日後、今度は暴力団構成員が殺された。さらに、第3、第4の事件が…。
殺人者はプロ、鍵はロシア。倉島が、敵に挑む―。
旧KGBの暗殺者ヴィクトル、公安の倉島が交わってきたシリーズです。
繋がらない連続殺人、場違いな公安・倉島の設定がワクワク感を見事に作り出します。
今回は、ヴィクトルは登場しなくて残念です。
前作で成長した姿を見せてくれた倉島警部補が、一層たくましい成長を見せてくれます。
第一作では無気力で頼りなかった倉島がこんなに立派にという感慨すらあります。
着眼点の良さは認めますが、スケールが大き過ぎて始めの期待感は縮小。
今回ストーリーの合理性はぎりぎりの及第点といったところでしょう。
ロシアという国が戦中戦後の日本にどういう仕打ちをしたのか。
作者の憤りが伝わってくるし反映した部分には共感できます。
解く「凍土の密約」今野敏さんのこのシリーズ、ヴィクトル不在では物足りません。
「凍土の密約」今野敏 楽天からも購入できます。
「凍土の密約」今野敏
- http://1iki.blog19.fc2.com/tb.php/1857-c536020e
トラックバック
これを読みながらドラマ「ハンチョウ」を観ることに贅沢を感じていた今日この頃(笑)
凍土の密約(2009/09/12)今野 敏商品詳細を見る
あらすじ
赤坂で殺人事件発生―被害者は右翼団体に所属する男。警...
今野敏「凍土の密約」
“公安倉島シリーズ”と呼ばれる面目躍如!
今回倉島目立ってましたね~!!
・・・危機一髪だったけど(爆)
それにしても、今回名前しか出てこなかったけど、ヴィクトルの存在感の強さにはやっぱ感心しました。
再登場を願う!
・・・もちろん下...
コメントの投稿