「ネットにアクセスしてる時って、無限の宇宙空間にほうりだされた小さな星になっている気がしない?」
ぼくたちはつながっている。ちょっぴりの勇気があれば、いつだって誰とだってつながれる。
クスリをネットで買ってしまい、シュンは超有名なワル、相沢と付き合うハメになる――
連載休止中の人気漫画『惑星5』で繋がる思春期web世代を描く連作短篇。
インターネットで休載中の人気漫画『惑星5』のファンたちが集まるサイト。
そこで知り合った人間関係がリアルの世界でもつながっていく連作短編集。
中学二年の岩国シュンを中心にした仲間達との物語。
城田マコトが山口県の小学生と出会う話や、原田が向井ハルカと親しくなった話。
組み合わせに皆が驚くシュン・相沢・御園の3人組もネットがあったから。
学校裏サイトや2ちゃんねるのような掲示板へのカキコミなどそのまま載せてる感じ。
情報社会とローティーンの関わり。普通に接している現状を考えて、ちょっと怖い気も。
今の子供達とネットは最早切り離せない世界。性善説を信じてプラスに考えてみること。
ひとつの漫画で、これだけ他人と他人が繋がることが出来たのはネットのおかげです。
少し考え方を変えると、これだけ広い世の中に繋がっていける有効な手段と思います。
前向きに捉えたエンタメ系作品でとても読みやすく、心に残る物語です。
例えネットの人間関係でも宇宙や惑星に喩えられているのが上手なので納得。
そして「今夜も宇宙の片隅で」笹生陽子さんの爽やかでちょっと心に染みる一冊です。
「今夜も宇宙の片隅で」笹生陽子 楽天からも購入できます。
「今夜も宇宙の片隅で」笹生陽子
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【正月明けの図書館】
スミレ
ああ、ひさしぶりの本の匂い。休むのもいいけど、図書館もいいわ。
詩織
開館したら、そんなことも言ってられなくなるよ。
閉館中に読んだ本をどっさり抱えて、お客...
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