全力で片思い、しちゃいました!苦しくって、ちょっぴりはずかしい……
そんな不器用で切ない日々をかろやかに描く青春ラブストーリー!
女子高生の米村真弓子は、
放送部で一緒になった同級生・大河原くんに片思いの日々を送っていた。
告白したいけどできない、
そんな真弓子を見守っているのは犬らしくない犬・柴犬のベンジャミン。
真弓子の大切な話し相手だ。
そしてもう一人、真弓子を放っておかない存在が、
なぜか彼女をライバル視する同級生のゲロサキこと藤枝美咲。
自分の思いを口にできない真弓子に対して、我が道を突き進む、ちょっと?KYな女子だ。
高一、高二、高三、そして卒業後…一途に恋心を抱きつづける真弓子。
その思いにまったく気づかない大河原くん。寄り添うベンジャミン。
騒ぎを持ち込むゲロサキ。やがて大河原くんには年下の彼女ができて……。
海と山に囲まれた地方の町に暮らす、まじめで奥手の女の子の、
不器用で切ない日々をかろやかに描く、なんだかとっても素敵な青春ラブストーリー!!
ラブストーリーを期待して読むと裏切られるかもしれません。
主人公の真弓子さんに、すごく共感できました。
考え方とか、飼っている犬に心の中で会話してしまうようなところとか。
いつまでも一つの恋でうじうじしちゃうところとか、なんか似てるよなと。
みんな愛すべきキャラクターの登場人物もいいです。
ベンジャミンのキャラはすごくのほほんとした感じ。
なのに、重要なところではしっかりがんばってくれるところとかがいいです。
不思議に楽しい小説で、最後もちょっぴり泣けます。
真弓子さんとベンジャミンの関係が私の中では一番読みどころでした。
犬好きな人や、失恋で落ち込んでいる人におすすめです。
続く「失恋延長戦」山本幸久さんの最後はじんわり暖かい気持ちになれる一冊です。
「失恋延長戦」山本幸久 楽天からも購入できます。
「失恋延長戦」山本幸久
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最後のシーンは反則だろう。前半は物語りに慣れずあきらめかけたが、後半は何とか犬に救われて読んだ。失恋を長い年月かけて熟成していくお話だけど、青春小説を読む場合「懐古」と「後悔」を肌で感じられるか否かで好みが分かれると思う。特に青春が遠い昔の出来事だった...
あら?どうされました?
失恋延長戦
山本幸久 著
これは柴犬ベンジャミンの「近衛犬日記」。
16歳の真弓子さん、あの人に片思い。
17歳の真弓子さん、あの人に激怒されて落ち ...
失恋延長戦 作者: 山本幸久 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2010/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 6回 この商品を含むブログ (14件) を見る 放送部の米村真弓子が主人公。同じ放送部の同期大河原くんに恋している。なかなか打ち明けられないでいる間に
昔飼っていた犬も、もしかしたらベンジャミンの
1/10くらいは人間の気持ちが
分かっていたのかも?なんて
思いながら読んでいました。