太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、
まったく新しい物語。
1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに。
「理不尽なお別れはやり切れません。でも、それでも無理やり笑って、
バイバイと言うような、そういうお話を書いてみました」(伊坂幸太郎)。
「あのバス」で連れて行かれる星野一彦とバスに乗せる役割を担っている破天荒な繭美。
ふたりが、バスに乗る前に女性たちに挨拶をしにいく物語。
5人と付き合っていたにも関わらず、星野の女性を想う誠実さがにじみ出ています。
癖のある女性たちが自分の気持ちに正直な星野に惹かれるのも分かるような気がします。
計算ができず全部に真面目で誰に対しても一生懸命な星野の性格には好感がもてます。
対照的に際立っているのが何を仕出かすか、言い出すかわからない繭美のキャラクター。
マツコデラックスさんで再現。存在感と言動にハラハラする星野の様子も楽しいです。
白新高校の不知火、癌にかかってもガンバレ、名刺切らしてます。相変わらず上手です。
「あのバス」の正体や星野が乗らなければいけない理由、バイクのエンジンが消化不良。
「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎さんのサラリと楽しめる作品。さすがです。
「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎 楽天からも購入できます。
解説本「「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために/ポスタル・ノベル篇」
伊坂幸太郎ロングインタビュー、解説の行き先・門賀美央子、「グッド・バイ」太宰治
未完にして絶筆の「グッド・バイ」は意外にユーモアと茶目っ気のあるストーリーです。
「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために/ポスタル・ノベル篇 楽天からも購入できます。
題名はジャズのスタンダードナンバー「バイバイ・ブラックバード」にも重なってます。
バイ・バイ・ブラックバード キース・ジャレット・トリオ 楽天からも購入できます。
「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎
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バイバイ、ブラックバード(2010/06/30)伊坂 幸太郎商品詳細を見る
面白かった。以下ネタバレあり。
太宰治の絶筆小説「グッド・バイ」から着想して作ったまったく新しい物語。条件付で執筆することは作家の力量を問われることでもありますが、さすが伊坂さん。太宰治には申し訳ないけれど、伊坂さんの物語の方が卓越しています。それでも当時の人が読み比べたら太宰の方に...
 井坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」を読んでもうた。「あらすじを教えて下さい」「困りました」そんなわけで粗筋は、空を飛ぶ蒸気機関車に乗り、謎めいた美女に連れられた若者が旅をする話、のような話かもしれない。まあ本編では黒髪の美女Mはてっぷり?...
伊坂幸太郎著『バイバイ、ブラックバード』を読んだ。『ゴールデンスランバー』以降(第2期)で読んだ作品の中では傑作!第1期の面白さを受け継いだ作品です。内容は・・・・・ ...
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バイバイ、ブラックバード
[双葉社]
著者:伊坂幸太郎
発行日:2010.7.4
伊坂幸太郎、久しぶりに読んだらおもしろかった。
...
バイバイ、ブラックバード 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2010/06/30 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (92件) を見る 色々やってる2期らしい郵便小説という企画らしいが、作品的に対しては全くの無意味。プラスもマイ
ゆうびん小説として書かれた五編+描き下ろし一編。
あれ、読み終わって数日なのにすでに記憶が風化し始めている……
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気づかぬうちに色...
【一話が50人だけのために書かれ、自宅に届けられた「ゆうびん小説」に、書き下ろしの最終話が加えられ、遂に単行本化。】
星野一彦は何故か巨漢の女繭美と結婚する為に5股の彼女達とお別れをする。だが、別れの後の行き先は・・・
伊坂幸太郎 さ?...
バイバイ、ブラックバード 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2010/06/30 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (92件) を見る お金のトラブルで元で、どこか得体の知れないところへ連れて行かれることになった星野一彦。旅立つ
バイバイ、ブラックバードクチコミを見る
作品を読む前に書評などは見ないようにしているので、後で知ったのだけれど、太宰治の未完の作品「グッド・バイ」から想像を膨らませ ...
このブログについてに書いてあるように、気が向いたので(実はこの前の“オー!ファーザー”の時も気が向いていたんですけど)今回は伊坂幸太郎さんの新刊“バイバイ、ブラックバード”の感想を書くことにしました...
太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語。1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに。「理不尽なお別れはやり切れま...
「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむためにクチコミを見る
書籍「『バイバイ、ブラックバード』をより楽しむために」 ポスタル・ノベル・編 双葉社・刊を読了。
これは先 ...
民王(2010/05/25)池井戸 潤商品詳細を見る
バイバイ、ブラックバード(2010/06/30)伊坂 幸太郎商品詳細を見る
以上2冊読破ですー。
個人的な感想はいつものごとく追記にて。ネタバレ含みます。特に『民王』。
 五人の女性を同時に「本気」で好きになった
 
へなちょこなんだけどどこか信念を貫く変わった主人公と、
見た目・性格もバラバラな女性達と、
「あのバス」への案内人「まゆみ」が織りなす物語・・・
 
 
ある時本屋で平積み...
著者:伊坂幸太郎
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)(2013/03/14)伊坂 幸太郎商品詳細を見る
バスに乗せられ、どこかへと連れて行かれようとする星野一彦、最後の願いは五人の恋人...
「伊坂幸太郎」の長篇小説『バイバイ、ブラックバード(英題:Bye Bye Blackbird)』を読みました。
[バイバイ、ブラックバード(英題:Bye Bye Blackbird)]
『ホワイトラビット』、『オー!ファーザー』に続き、「伊坂幸太郎」作品です。
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「星野一彦」の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人た...
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