あっちに気を取られ、こっちが気になり…好きなもの、したいこと、
わからないこと、今のこの感じ…世界とかかわること。
地図を片手に、カメラを提げて、めっちゃおもしろいことに出会える。
ファッション、料理、映画、本、友人とのおしゃべり、
そしてよく見てみるとヘンな人……注目の女性作家による
ここ5年の間に発表された90篇余りで編んだ初の本格エッセイ集。
東京の木、空の色、おいしいもの、洋服……透き通ったのびやかなまなざしが、
ふだんの日々のくらしをいとおしいものに変えてくれます。
そして注目は本の話。読めば必ず小説が好きになります。
目次:1 東京の木/2 希望の場所/3 料理は、てきとうに塩梅に/
4 ファッションの、なんとなく/5 本と映画と/6 小説を書くこと
小説ではカメラ視点に独特の個性が宿っている柴崎友香さん。
エッセイにもその被写体を切り取る手腕を発揮しています。
90篇余りもあるので中心テーマはわかりにくいですが飽きずに読めます。
東京と大阪の違いほか、いろいろなものに関心があるんだなぁって思いました。
整理整頓が苦手で面倒くさがりで怖がりの著者に、親近感を持って楽しく読めました。
興味津々津々浦々「よそ見津々」柴崎友香さんの初の本格エッセイ集。面白かったです。
「よそ見津々」柴崎友香 楽天からも購入できます。
「よそ見津々」柴崎友香
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よそ見津々(2010/09/23)柴崎 友香
エッセーは大阪弁ではない。
が、ところどころで大阪弁が入る。
そのところどころが効く。
書評とかよりも、食べ物の話とかの方が好きだったりする。
いま、東京にいらっしゃるんですね。
東京エッセーを頼めばよかったと、今?...
女性作家っていままでそんなに好きじゃなかったんだけど
この柴崎さんと角田さんはちょっと別。
でも、前に角田さんのエッセイ・・特に旅のを読んだ時の
このひと無謀!!!ってびっくりした時の衝撃は
この柴崎さんのエッセイに関しては
びっくりするくらい皆無だっ...
よそ見津々 作者: 柴崎友香 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2010/09/23 メディア: 単行本 クリック: 28回 この商品を含むブログ (12件) を見る 大阪をテーマにすることの多い小説家の初エッセイ。小説を読むのとは違う面白さがある。作家の書くことだからど
TBありがとうございました。
わたしのまわりには柴崎さんの作品読んでる方がほとんどいなかったのでうれしかったです。
藍色さんのほかの記事もとても興味深く読ませていただきました。
ありがとうございました。