渋谷でのあの事件から3年。チームを解散し、別の道を歩み始めていたアキとカオル。
ところがある日、カオルは級友の慎一郎が見に行ったイベントの話を聞いて愕然とする。
それはファイトパーティーを模したもので、あろうことか主催者は“雅”の名を騙っていたのだ。
自分たちの過去が暴かれることを恐れ、カオルはアキに接触するが―。
柿沢、桃井、アキそれにカオル。最高にクールなアイツらが帰って来ました!。
シリーズ2作目以降、「アキのその後はわかったけど、カオルはどうなったのか?」
・・・と思っていた私はワクワクしながら読みました。
3作目で何となく収まりがついてしまった感じで4作目の連載を知らなかったので。
もうアイツらに会うことも、カオルのその後もわからないのかと寂しく思っていました。
前3作のファンは少しニヤリとしつつ読み進められると思います。
派手なアクションや緊張感のある駆け引きがなくて物足りなかったです。
でも「午前三時のルースター」の中西慎一が出てくるって、ファンにはたまらない作品。
ノンストップで一気に読めてしまう面白さは健在。
何と言っても、今回の舞台は懐かしの渋谷です。
未だこのシリーズを読んでいない方は、1作目から読んでみて下さい。
人生を考え直させられたり、感動の涙を流したりという種類の本ではありませんが
最高にクールなヤツらの躍動する姿は痛快です。
もう本当にこれで終わりなのかもしれませんが、数年に1回ペースでいいのです。
今回は「ボーダー」垣根涼介さんのこのシリーズの新作を読みたいです。
「ボーダーヒートアイランド4」垣根涼介 楽天からも購入できます。
「ボーダー」垣根涼介
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"ボーダー―ヒートアイランド〈4〉" (垣根 涼介) 『垣根涼介、どうしたんだ?』が読み終わった時に感じた最初の感想。クルマやバイクを表現する時の独特の言い回し、細部を説明するこだわりがなく、全く精彩に欠く作品になってしまっている。『ヒートアイランド』の
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