万城目学が、世界を日本を駆けめぐる。
北京で五輪を堪能し、ロンドンでサッカーの醍醐味を味わい、バルセロナで不遜にもピカソに共感!?
全国の湯治場でアキレス腱のリハビリに励み、国会議事堂で大物代議士をちらり見する…。
世界のあちらこちらでの驚きや感動を綴ったエッセイ集。
目次
現場から万城目学です/万太郎がゆく、湯治と観戦/今月の渡辺篤史/『小公女』/
11月を11度/わがこころの「秀吉・トヨトミ」/『花神』について/
悠久なる芋粥への挑戦/「さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ」/万城目学の国会探訪〔ほか〕
様々な新聞や雑誌の媒体に掲載したエッセイを1冊にまとめたものです。
小説の風変わりな描写と比較して、エッセイは格別不思議なことも起こりませんが、
どことなくユーモラスな味わいは作者の性格によるものでしょう。
温泉とスポーツ観戦をテーマに、世界とご近所をめぐるユーモア手記。
職業作家として初体験するあれこれを読者と同じ視点から面白がってみせます。
小説家デビューする前のお話が多かったの前回のエッセイ。
今回は作者の原作によるドラマ現場の打ち上げの様子や映画の撮影風景など、
小説のファンからドラマファンになった人には楽しみなお話も掲載しています。
なぜ秀吉ファンになったかという小説のベースの感情も伝わってきます。
温泉での湯治とスポーツ、篤志のエピソードなどある中で、
私は『しずお蚊』のエピソードに笑わせてもらいました。
前作の係長ネタ同様に、どこにでもありそうな話を面白く書き上げている文章力が秀逸。
漫遊する「ザ・万遊記」万城目学さんのファンにはたまらない1冊だと思います。
「ザ・万遊記」万城目学 楽天からも購入できます。
「ザ・万遊記」万城目学
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万城目学さんの2冊目のエッセイ、「ザ・万遊記」を読み終えました。
1冊目のエッセイ「ザ・万歩計」は、それなりに面白かったのですが、この2冊目は私的には今ひとつでした。
特につまらなかったのが、...
発行年月:2010年4月
奇才・万城目学の第2エッセイ集!
ベストセラー作家・万城目学が北京、ロンドン、バルセロナ、大阪、札幌、国会議事堂…、世界も日本もあちこち巡って、驚きや感動を綴ったエッセイ集。全編に摩訶不思議なマキメ・ワールドが全開!
...
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後味の悪い怖い話ばかり読んだので・・( ̄▽ ̄;)
「ザ・万遊記」で抱腹絶倒~!
万城目学の第二弾エッセイ。
前作より、1編ずつが短めで、すっき...
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万城目さんのエッセイ第2弾です。
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万城目学が、世界を日本を駆けめぐる。
北京で五輪を堪能し、ロンドンでサッカーの醍醐味を味わい、
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ザ・万遊記 作者: 万城目学 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2010/04/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 53回 この商品を含むブログ (30件) を見る タイトルからわかるように、紀行文が多いです。海外のサッカー観戦など、自分的にタイムリーで楽しめたし、最
ザ・万遊記万城目 学集英社発売日:2010-04-23ブクログでレビューを見る»
エッセイ集。
「ザ・万歩計」の方がおもしろかったな~。
話題が、「湯治とスポーツ観戦」「渡辺篤史」しかなかったからかな...
今年の下半期は、万城目学さんの著書をイナゴのように読み尽くしました。 万城目さんは、仕事を辞めて作家を目指しておられた時期に、あるきっかけから簿記の専門学校に通い、熱心に勉強をしたことがあったそうです。 簿記はビシビシと正解があるので、正解のない小説
コメント及びTBありがとうございました。
TBは初めてなので、間違いがないかとびくびくしています(何かありましたら、ご指摘をお願い致します)。