14歳で代表入りして以来、日本女子サッカー界を牽引してきた澤穂希の、
選手として、人間として、女性アスリートとしての歩みをはじめて自身の文章で語り、
北京五輪でメダルが期待される「なでしこジャパン」の栄光の軌跡をたどる。
目次
第1章 サッカー少女ー男の子に混じって始まったサッカー人生/
第2章 日本代表ー12歳でベレーザ、15歳で代表デビュー/
第3章 チャンスの波に乗れー低迷する女子サッカー界を転機ととらえて/
第4章 アメリカー世界最高峰プロリーグへの挑戦/
第5章 ジャンヌ・ダルクー死闘の北朝鮮戦と、負傷を乗り越えて/
第6章 初タイトルー北京へと続く道はアテネから始まった/
第7章 サッカーが救ってくれたー29年間の人生を支えてくれたもの/
終章 未来へー夢は見るものではなく、叶えるもの
著者情報
澤穂希(サワホマレ)
日テレ・ベレーザ所属/女子サッカー日本代表。1978年生まれ、東京都府中市出身。
女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)を牽引するエース。
12歳で女子のトップチームであるベレーザでデビューし、15歳で日本代表として世界のピッチに立った。
アトランタ、シドニーとオリンピックを二度経験。
Aマッチ出場数、ゴール数ともに歴代1位の記録を持ち、
2004年にはアジアサッカー連盟年間女子最優秀選手賞も受賞した
なでしこジャパン世界一、おめでとうございます。
女子サッカーワールドカップ優勝に便乗した出版物が多いなか、本書は2008年に出版されています。
08年発行の本書は、同年に開催された東アジアサッカー選手権の優勝を機に書き下ろされた自叙伝です。
しかし東アジア王者の地位に満足することなく、終章には、はっきりと「いつか世界の一番になる」と書いてます。
「世界大会でのメダルを、自身のプレーで獲得したい。私が現役時代にこの夢を達成したい」と決意しています。
世界一を目標に何度も何度も挫折しかかりながら、そのたびに立ち上がり、人一倍の努力を続け、
その目標を勝ち取った彼女の心の内側にあった葛藤など
沢選手の座右の銘「夢は見るものではなく、叶えるもの」の精神が培われる過程がよくわかる内容です。
自分の目標に向かって努力している人。現実に押しつぶされそうになっている人を問わず、
ぜひ読んでいただきたい本だと思います。
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「ほまれ なでしこジャパン・エースのあゆみ」澤穂希
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