小説家にまつわる秘め事を、ぜんぶ明かしてしまいます!
いま小説家は何に悩んでいるの? 阿部和重さんが「和子」となって、
当代きっての女性の書き手10人(角田光代さん、江國香織さん、川上未映子さん、
金原ひとみさん、朝吹真理子さん、綿矢りささん、島本理生さん、加藤千恵さん、
川上弘美さん、桐野夏生さん)の切実な人生相談に答えます!
小説家が「人生を語る」と「小説を語る」ことになるという、
いまだかつてない対話の数々。
小説家になりたい人にとっては実践的な創作論として、
小説家を知りたい人にとっては本音が垣間見えるガールズ・トークとして、
一冊で二度おいしい対談集が、ついに発売!
目次
角田光代「幸福と小説は両立するの?」/江國香織「言葉しか信じられません」/
川上未映子「怖くて仕方ないのです」/金原ひとみ「毎日プレッシャーで吐きそうです」/
朝吹真理子「書くことの終わりが見えません」/綿矢りさ「片思いが実らない女です」/
加藤千恵&島本理生「誰と付き合えばいいですか?」/
川上弘美「幻想だったのかもしれません」/桐野夏生「近頃、ビビっとこないのです」
阿部和重(アベカズシゲ)
1968年生まれ。作家。2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞、毎日出版文化賞、
05年『グランド・フィナーレ』で芥川賞、10年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞
言葉に対して敏感な彼女たちから生まれる芳醇な物語。
それらの作品からうかがえる、悩みや疑問の兆候。
逆に作品からは思い浮かばない隠れた苦しみやつらさ。
妄想が激しく恋や人間関係に悩む川上未映子、綿矢りさ、加藤千恵、島本理生など。
川上弘美の編集者との距離、ときめきがなくなった桐野夏生など。
小説家って大変なんだって同情してしまいます。
芥川賞、谷崎賞作家の阿部和重が10人の女性作家の人生相談にのりながら
創作論や作家としての生き方、人生のとらえ方などを指南する対談集。
言葉の分析力、原因究明、解決法など阿部和重さんの底力を新鮮に感じます。
「和子の部屋小説家のための人生相談」阿部和重さんは本当はすごい作家だったのです。
「和子の部屋 小説家のための人生相談」阿部和重 楽天からも購入できます。
「和子の部屋 小説家のための人生相談」阿部和重
コメントの投稿