姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。
主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。
なりたくてなった刑事、三度の飯より捜査活動が好き、できれば派手な事件に挑みたい。
そんな女だ。しかし、事件の真相と司法との間には、割り切れぬ闇も確実に存在して…。
警察小説の愉しみに満ちた傑作。
姫川玲子シリーズ三作目で初の短編小説集。短編なので確信に迫るまでがあっという間。
ページをめくってドキドキする興奮や犯人と対峙した場面などの緊張感は少なめです。
ですが、過去の出来事や犯人との接し方、登場人物と玲子の関わり方などに独特の個性。
姫川玲子の素の部分が垣間見え、魅力を濃厚に描き出してますますファンになりました。
特に「過ぎた正義」は玲子の新しい一面を出した一偏だと思います。
左右対称「シンメトリー」誉田哲也さんの収録7作品の題名が左右対称、さすがです。
目次・東京/過ぎた正義/右では殴らない/シンメトリー/左から見た場合/悪しき実/手紙


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「シンメトリー」誉田哲也
「シンメトリー」誉田哲也 光文社文庫
「シンメトリー」誉田哲也
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サラサラと読める、刑事・姫川玲子シリーズの短編集。
姫川玲子警部補が活躍するシリーズ第3弾は、短編集です。
でもコレ、期待以上に面白かったです{%ハート4webry%}
『シンメトリー』
誉田 哲也
シンメトリー (光文社文庫)誉田 哲也 光文社 2011-02-09by G-Tools
『ストロベリーナイト』(感想はこちら)、『ソウルケイジ』(感想はこちら)に続く警視庁捜査一課の姫川玲子刑事を主役とする警察小説の第三弾。
今回は過去二作のよう?...
シンメトリー 著者:誉田 哲也 販売元:光文社Amazon.co.jpで詳細を確認する ☆☆☆ 内容(「BOOK」データベースより) 姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。なりたくてなった刑事、三...
そう、個性的なヒロインではありますね。
7作品の題名が左右対称…ああっ、本当!
1月からのドラマは。シンメトリーのネタから始まるみたいです。