毎日がショートショート。謎多き小説家のおかしな日常。初エッセイで初公開!
デビューから6年の歳月をかけ、独自の視点で日常を切り取り、
丁寧に言葉を紡ぎ書き溜めた新感覚エッセイ。
そこには、ありふれた日常を彩る、新しい驚きと発見が溢れている。
日経新聞「プロムナード」にて連載していたエッセイを中心に、作家になるまでの道程、
昔好きだった女の子との話まで……、道尾秀介を形作るすべてを一冊に凝縮。
一篇一篇に驚きが詰まった、新感覚のエッセイ54篇に加え、
17歳の時に初めて描いた絵本「緑色のうさぎの話」と、
19歳の時に初めて書いた戯曲「誰かが出て行く」の貴重なデビュー前原稿も特別に収録。
目次
他人のお金で遊び暮らす/見えるのに見えないもの/いちばん美しい花火/
やっぱり感謝/夢を持ち歩く/尊敬すべきエンターテイナー/ちゃんとしてくれ/
最初の作家/やじろべえの日々/少年たちが心配で眠れない〔ほか〕
直木賞を受賞してからもあまりメディアに出ない道尾さん。
これまでは作品を通じてでしかその人物像がわからない状態でした。
好きな本や映画の話、干支シリーズ、ドラマ化作品の「4枚コイン」や「花火」など、
小説の舞台裏は元より、正直な気持ちを綴ったエッセイ、絵本・戯曲。
心情がわかる文章で、とても繊細で心遣いのできる人であることが垣間見えます。
初エッセイと思えないくらいユーモアもたくさんあり楽しく微笑ましく読めました。
そして読み始めてすぐに不思議なくらい著者の事がどんどん好きになって行きました。
道尾さんが17歳の時に書かれた絵本「緑色のうさぎの話」。
謙遜する絵の方も絵心がない私から見れば十分上手で、とても可愛かったです。
素敵なイラストのうさぎ達が可愛く生き生きと描かれていました。
17歳という年齢でこの絵本を書いた著者はやっぱりすごい、と自然に思えます。
この絵本、ラストが胸を打ちます。かなりウルっと来ます。
こんな童話を書いてしまう17歳の男の子に会ってみたい気がしました。
「誰かが出て行く」行ったのは男1かなと思うのですが道尾さんいかがでしょう?。
3人の関係も設定も何もない中での不思議なお話ですね。
ペンネームの由来は都筑道夫さんから。本屋では宮部みゆきさんの横ですね。
散歩道「プロムナード」道尾秀介さん初エッセイ。これからの作品も楽しみです。

楽天からも購入できます。
「プロムナード」道尾秀介
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プロムナード 作者: 道尾秀介 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2010/05/28 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (10件) を見る 私の最近のお気に入り作家の一人のエッセイ集。小説家になった動機や、創作活動への向きあい方などが率直に述べられてい
プロムナード(2010/05/28)道尾 秀介商品詳細を見る
謎に満ちた人生という迷路を解く鍵は、
この一冊に隠されている!
作家になるまでの過程から、昔好きだった女の子との話まで……。
一篇一篇に驚きが...
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::: エッセイ ::: ★★★☆☆
著者のエッセイは本書が一冊目だと思う。
これまでほとんどの作品を読んできたこともあり、好きな作家の1人であることは...
道尾作品読んでなかったなーと思って図書館検索をたたいてみたら、
あら?こんな新作でてたっけ?ってなことで予約。
そしたら・・エッセイだったあ!
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道尾秀介氏の初エッセイ集“プロムナード”読了。
個人的に氏の筆致、レトリック手法は好きだが、エッセイ的に毒のある物が
好きなので苦手な部類の作品だった。
氏の小説作品自体は好きなので購読してみたが、?...
道尾秀介さん初のエッセイ集を、地元の図書館で見つけたので、早速借りて読んでみました。
日常の話、学生時代のエピソード、オススメの本・映画の話から、時事に関する話など、様々な話題を淡々と綴られていて、作家 道尾秀介 という人物像の一端を垣間見せてくれるよ...
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No:00586 ☆☆
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::: エッセイ ::: ★★★☆☆
著者のエッセイは本書が一冊目だと思う。
これまでほとんどの作品を読んできたこともあり、好きな作家の1人であることは...
「道尾秀介」のエッセイ集『プロムナード』を読みました。
[プロムナード]
今月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、「道尾秀介」作品の魅力に憑りつかれて、珍しく8作品も連続で同じ著者の作品を読んでいます、、、
作風が幅広く、1作品、1作品、異なる魅力があるんですよね… 常に成長しつつ、多様な作品を創り続けている「道尾秀介」のことを、もっともっと知りたくなってエッセイ集を読んでみました。
--...
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします。