弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。
そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。
ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。
それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。
旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引きなど、たいそう賑やかな面々。
道中の名物や景色もまた格別。
だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって…。
今回の主人公は「御師」という珍しい職業の弥五郎青年。
命を狙われた金持ち商人、清兵衛を助けたことで伊勢参りの共をすることになります。
そこに同行する事になる伊勢参りの面々は色々と秘密を抱えた町人たち。
主人公をはじめ、各人が抱えている秘密が徐々に解き明かされていく展開です。
それぞれの事情が明かされるごとに、ちょっとホロリとさせられます。
「御師弥五郎 お伊勢参り道中記」西條奈加さんの既存作が好きな方にはお勧めです。

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「御師弥五郎 お伊勢参り道中記」西條奈加
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『御師弥五郎~お伊勢参り道中記』
西城奈加さんの時代小説です。☆「人気blogランキング」応援クリック願います♪☆「御師(おんし)弥五郎(やごろう)」
「御師」とは、
今で言う「神宮大麻」(じんぐうた...
JUGEMテーマ:読書★★★★(4/5)あらすじ
弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参り?...
西條奈加さんのどの作品も、読んだ後にほろりときて心に残りますよね~。
ハズレがないので、つい手に取ってしまいます(^^)