残された動物を救うべく、原発20キロ圏内へ向かった女たち・・・。
被災地に無償の愛をそそぐ人々の姿を、著者一流のタッチで描く。
目次
正しいとは思っていません/書いてもいいんですか?/飼い猫は、手放しちゃダメだ/保護したそうです/自分を責めて大泣きしました/見捨てるわけにもいかんでしょう/きっかけは、震災でした/よし、この子に決まり/ずっとずっと犬がほしかった/見届けて、報告しなければ、と〔ほか〕
震災や被爆の事を出版して金儲けをすると批判する方もいらっしゃると思いますが、
こういった出版物が無ければ実際の状況が判らないのも事実です。
筆者はペットレスキューの人々を突き動かしているものは「母性」と聞き取っています。
ペットレスキューにあたる40代女性たちの無鉄砲で強い母性。
筆者の控えめですが強い母性。双方が奏でる、音楽のようなノンフィクション。
主旋律の陰で、ひそやかに伝えられるメッセージ。命を尊ぶ姿勢は真摯です。
読み進んでいくほどに、筆者・ボランティアスタッフの想いが伝わって来ます。
動物愛護に対する気持ちを、新たにする一冊だと思います。
「おいで、一緒に行こう 福島原発20キロ圏内のペットレスキュー」森絵都さんの動物愛。

楽天からも購入できます。
「おいで、一緒に行こう福島原発20キロ圏内のペットレスキュー」森絵都
「おいで、一緒に行こう 福島原発20キロ圏内のペットレスキュー」森絵都
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