隼太は中学2年生、陸上部。ずっとシングルマザーの息子だったが、
進級した春に名前が変わり、ひとりの夜は優ちゃんといっしょの夜に変わった。
優しくてかっこいい優ちゃんを隼太は大好きだったが、
しかし、優ちゃんはときどきキレて隼太を殴る……。
でも絶対に優ちゃんを失いたくない。隼太の闘いが始まる。
隼太は明るい明日を見つけることが出来るのか。
思わず応援したくなる、隼太の目覚めと成長の物語。
スナックを経営する母、なぎさの再婚相手は年下の歯科医優ちゃん。
設定はニュースで連日報道されているような、DVを受ける少年の物語。
キレると暴力を振るう優ちゃん。痛い目にあっても彼を失いたくない隼太の闘い。
被害者の隼太が加害者の義父優ちゃんとともにDVを克服していく展開がユニーク。
隼太がどうしてそこまでできるのか?。そこまでしなければならないのか?。
今どきの中学生の描き方がリアルで、温かいまなざしが感じられる瀬尾さんの作品。
読んでいて、とても共感できるし、穏やかな気持ちになれます。
しっくりとこないことも読み進めるときちんと理由を描いているように感じました。
耐えるのでなく、2人で光を見つけようとする隼太の努力が健気で切ないです。
「僕の明日を照らして」瀬尾まいこさん、力強く前に進む隼太の成長に感動しました。

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「僕の明日を照らして」瀬尾まいこ
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~やさしいことと
やさしくすることは、違う・・・~
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彼の家族を紹介する
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僕の明日を照らして 作者: 瀬尾まいこ 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2010/02/10 メディア: 単行本 クリック: 42回 この商品を含むブログ (38件) を見る 義父に虐待を受ける男子中学生の話。冒頭からいきなりの暴力シーンは衝撃的。 しかし重苦しい雰囲気が全然ない不
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