世間の“当然”に立ち止まり、悩み考え成長する物語。うるさいぼけ。なにがおもろいねん。平凡やしあわせに反発する琴子、小学3年生。好きな言葉は、「孤独」。
三つ子の姉をはじめ大家族に愛されて暮らす小3の琴子は口が悪くて少し偏屈。きらきら光る世界で考え悩み成長する姿を描く感動作。
前半は個性的なこっこと同級生や家族との関係を短い文で書いていきます。
こっこの考えは誰もが一度は経験したり、感じたりしたことがあるもの。
なので、そういうのあるある、と思って結構感情移入しながら読んでいました。
吃音のぽっさん、韓国人の朴くん、ベトナム人のゴックん。鼠人間でさえ愛らしい。
出てくる人みんなが自己主張をしているキャラクターで魅力的。
小3ならではの発想。家族、友達、差別、学校などいろんなことを考えさせられます。
夏休みに「イマジン」を学び、成長できる予感が提示されて、とてもいい結末。
変化する世界観「円卓」西加奈子さんの笑えて温かく誠実で愛しい成長の物語です。

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「円卓」西加奈子
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円卓 作者: 西 加奈子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/03/05 メディア: 単行本 クリック: 15回 この商品を含むブログ (17件) を見る 小学三年生のこっこちゃんの楽しい日常と大人の階段を上った瞬間。 ちょっと難しい言葉を覚えたときの得意げな表情、「不幸」な
西加奈子さんの「円卓」です。
いい。すっごくいい。
たまらない心地よいリズムと言葉づかいと世界観。一種の快感を覚える。
「うるさいぼけ」が口癖で「孤独」に憧れる小学三年生の琴子こと「こっこ...
こっこは小学3年生の女の子。阿呆な両親(!)と、祖母、唯一同類の祖父、そして、三つ子の姉に囲まれ一応可愛がられて暮らしている。
しかし、世を荒むような口の利き方をし、偏屈、願望は「孤独になりたい...
西加奈子さんの「円卓」を読んでみました。ちょっ待てよ!円卓を読んでいたらキムタクのモノマネが止まらなくなりました。止まらない自分に、ちょっ待てよ!なんてツッコミを入れるもんだから、キムタクスパイラルの完成です。ああそうだ、あの深紅の大きな円卓の話でした...
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