重なりあい、どこまでも柔らかく広がる四つの旋律。
眩しくて切なくてなつかしい、ガールズストーリー。
サブタイトルが示すとおり、学校と音楽にまつわる短編集です。
4つの短編はどれも、音楽をモチーフにした10代の女の子のストーリー。
主人公の音楽活動を中心に、学校での人間関係・立ち位置、恋心、心境を描きます。
それぞれ色々な思いを抱えていても音楽が人をつなぐ一瞬にある、温かい気持ち。
10代には戻れないだけにノスタルジーも感じました。
ほんとにすっきりとして、あったかい人間の関係が描かれています。
特に「裸樹」のデュエットのシーンは、切なくて美しくて。
人に優しく自分に素直に生きていきたい。そんな思いにさせられる素敵な一冊です。
少女たちの「第二音楽室」佐藤多佳子さんの音楽短編集。続刊「聖夜」も楽しみです。
目次・第二音楽室/デュエット/FOUR/裸樹

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「第二音楽室」佐藤多佳子
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『第二音楽室』
佐藤多佳子著
文藝春秋 (2010/11)
音楽と学校生活をテーマにした短編が4つ。小学校の鼓笛隊の話「第二音楽室」、中学の歌の実技テストの話「デュエット」、中学...
第二音楽室―School and Music(2010/11)佐藤 多佳子商品詳細を見る
なんかすごくよかった!
出てくる言葉とかが。
思わずメモっちゃうぐらい(笑)。
それにわかる!っていう気持ち。
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今回は、由希子からのオススメ本。この本は、『聖夜 ― School and Music』とシリーズなのかなぁ。
佐藤 多佳子
『 第二音楽室―School and Music 』
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音楽室は苦手だった読者だけど、音楽の物語を読んでいると胸の奥が締め付けられる。特にこの本は子どもの頃の淡い気持ちと苦い気持ちが交互に甦ってくるね。そう言えば音楽を聴くと...
第二音楽室―School and Music佐藤 多佳子 文藝春秋 2010-11売り上げランキング : 54646Amazonで詳しく見る by G-Tools
佐藤多佳子の「第二音楽室」、音楽をテーマにした4つの物語、どれ
も女の
学生時代の音楽って、大人になっても忘れられない思い出になっている気がします。
今でも忘れられない思い出。
中学の頃、音楽室がある特別校舎に放課後行った時、聴き覚えのある...
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