元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。
毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。
3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。女たちが紡ぐ感動のミステリ。
独特の醜いお話しが多いので、いつも読後感が悪く、少し苦手な作家さんでした。
最初3つの話が交互にあって3人のどの話が今の話とどう繋がっているのか少し混乱。
ついていくのが大変で読みずらいのが、真ん中あたりから関係性がわかってきました。
後半は多少読めていたけれど、先が知りたくてやはり一気に読み終えました。
誰が主人公になってもおかしくないほど、一人一人を丁寧に描写しています。
今までと作風は違いますが、読めば読むほど物語の奥深さを感じることが出来ました。
それぞれの立場からの「人を想う」ということがよく伝わってきます。
自分がどの立場かで、そのときのそれぞれの行動は理解できるような気がします。
そして改めて自分にも思いもよらないような「つながり」があるのかもと思いました。
お話しの登場人物それぞれの人生が思いやられ、涙が止まりませんでした。
連鎖「花の鎖」湊かなえさんの、これまでとは違う温かい気持ちになれる物語です。

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「花の鎖」湊かなえ
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『花の鎖』
著者:湊かなえ
出版社:文藝春秋
<簡単なあらすじ>
【花】27歳の梨花は3年前に両親を事故で亡くし、梨花自身も講師として勤めていた英会話スクール
今日は登校日。
それなのに、朝から雨がシトシト
久しぶりにお友達と会えるのに、雨だと気分はかな。
先日読み終えた本です。
湊かなえ『花の鎖』
花の鎖(2011/03/08)湊 かなえ
元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。感動のミステリ。
この作者らしく複数の視点から物語が展開し
花の鎖(2011/03/08)湊 かなえ商品詳細を見る
毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。
女たちが紡ぐ感動のミステリ。
(「BOOK」データベースより)
梨花、美雪、紗月の3人の...
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