「ミッドナイトラン」伊坂幸太郎がお薦めする泣ける映画

出演: ロバート・デ・ニーロ, チャールズ・グローディン, ヤフェット・コットー, ジョン・アシュトン, デニス・ファリナ
監督: マーティン・ブレスト
ロバート・デ・ニーロ主演によるアクションロードムービー。元シカゴ警官の賞金稼ぎ・ジャックは、マフィアの金を横領した会計士・マデューカスを捕まえるためL.A.からN.Y.へと向かうのだが…。“ユニバーサル・シネマ・コレクション”。
【ストーリー】
元警察官で、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)のジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)。ある日彼は、保険会社から一人の男の捕獲を依頼される。その男の名はジョナサン・マデューカス(チャールズ・グローディン)、通称デューク。彼らは、L.A.を牛耳るイタリアン・マフィア、ジミー・セラノ(デニス・ファリナ)の元会計士で、セラノの財産1500万ドルを奪って逃走中だった。報奨金10万ドルを条件に、依頼を引き受けたジャックは、デュークがN.Y.にいることを突き止め、いとも簡単に逮捕に成功、意気揚揚とL.A.行きの飛行機に乗り込むが、なんとデュークは大の飛行機恐怖症で大パニックに。乗機拒否を受けてしまった二人は、列車でL.A.に向かうことになるが・・・。
【解説】
賞金稼ぎが逃亡犯と運命をともにするハメに! 最後に彼が選ぶのは、10万ドル? それとも友情?ロバート・デ・ニーロ自身“一番好きな作品"と惚れ込む本作は、コメディ俳優チャールズ・グローディン(「ベートーベン」)と組んだ痛快ロードムービー。マフィア、FBIの追跡を振り切りながら、友情を育んでいく二人の男の姿が、小気味好い演出で描かれる。監督は「ジョー・ブラックをよろしく」のマーティン・ブレスト。

デニーロが元警官に扮する涙あり笑いありのエンターテインメント。大陸横断の道中ではぐぐまれた2人の絆。ラストに訪れる別れのシーンに「高校生の時に見て好きになりました。この場面はいつ見ても泣いてしまいます」（伊坂）BRUTUS　2009年 12月号より

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