正確な診断なくして、よき人生はない―闘う作家・海堂尊の医師としての集大成!
正しい診断を知ること、それは「いのち」と向き合うことである。
Ai(死亡時画像診断)を提唱して医学界の改革を図る著者が、
「検査」と「診断」の本質とは何かを徹底的に究明。
われわれが正しい医療を受けるために必要な知識を解説しながら、
市民社会への視点を見失って不毛な議論に終始する昨今の日本の医学研究を解剖し、
その欠陥を抉り出していく問題作。医師・海堂尊の集大成の書。
第2部「厚生労働省公募科学批判 深山班研究批判」では、
官僚が自己権益を守るために講じる手段を仔細に検証しています。
Aiを活用した新たな診断方法に対する抵抗勢力旧来アカデミズムと官僚の逆襲。
しかし敢然と言論をもって戦いを挑みます。深山班研究の保身のための企ては、
『「Aiは死因究明にはあまり役立たない」というネガティブな結果を散布しようと、
却ってAiの有用性が高いことを明らかにしてしまった(あとがきP、254)」
ことを白日のもとに晒します。
「ほんとうの診断学」海堂尊さんの飽くなき執念の一冊です。
「ほんとうの診断学」海堂尊
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