人気直木賞作家による、最高の読書案内!
小説はもとより、エッセイの名手でもある角田光代さん。
本書は、幼い頃から活字を追いかけ、膨大な、そして幸福な時間を過ごしてきた彼女の「読書にまつわるエッセイ」と、さまざまなジャンルにわたる「物語」への愛に満ちた書評からなっています。
物語を見渡す、作家ならではの観察眼。そして読書家としての、物語に向ける誠実な愛情。物語に深く沈みこむことの幸せとまだ見ぬ書物との出会いの高揚感を、教えてくれます。
角田さんは「あとがき」に、こう書いています。
「こんなにも世界にはたくさんの本がある。私はこれらの活字を追いながら、じつに膨大な、幸福な時間を過してきた。その幸福な時間が、この一冊には詰まっている。
けれど世界にはもっともっと本がある。本を読むことで、笑ったり泣いたり怒ったりざわざわしたりどきどきしたりうっとりしたり、これだけゆたかに感情を揺さぶられてきたけれど、また別の方法でふれてくる本が(略)まだまだ多くあるのだろう。そう思うと、本当に途方もない気持ちになる。」そして、「紹介した本のなかの一冊でも、おもしろそうと思って手にとっていただけたら、こんなにうれしいことはありません。これからもともに、本のある世界で愉快に暮らしていきましょう」と。
本に対する愛情が感じられる書評集。
評論する本への愛おしさが感じられます。紹介文に近い内容になっているのがいいです。
楽天からも購入できます。

「私たちには物語がある」角田光代
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『普通とは異なっているように見える恋人どうしがいたとして周囲は、あの人たちってかわってるよね、とか本当に好き合っているのかしら、とかまあ好き邦題のことを言って、でも最後...
『普通とは異なっているように見える恋人どうしがいたとして周囲は、あの人たちってかわってるよね、とか本当に好き合っているのかしら、とかまあ好き邦題のことを言って、でも最後...
『普通とは異なっているように見える恋人どうしがいたとして周囲は、あの人たちってかわってるよね、とか本当に好き合っているのかしら、とかまあ好き邦題のことを言って、でも最後...
トラックバックありがとうございます!
実は最近、読書の記事はもうひとつのこちらのブログに書いています。
こちらからも送らせていただきました。
他にも角田さんのいくつかの記事にトラックバックさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。