かつての仲間が、今世界を破壊する。
武を極めた者たちが闘う「武宮大賽」に向け、仙人の弓づくりを命じられた千里。
かつて共に旅をした仲間は変わり果て、恐るべき敵となり立ちはだかる――。
仙人の弓作りを命じられた千里、吐蕃の王のため嶺羊を追うバソン、謎の老人に師事する絶海。
共に旅をした仲間たちは、武を極めた者たちが集う「武宮大賽」にて相見え、
かつてない壮絶な戦いと、別れを経験する。
五年に一度、武宮の代表者たちが集い強さを競う「武宮大賽」。
優勝者には、因果を操り勝負の行方を決定することのできる宝「武神賽」が与えられる。
千里も麻姑山の代表として大賽に出場すべく、弓作りに励むが―。
かつての仲間との戦いに臨む時、「強さ」の本当の意味が浮き彫りになる。
怒涛のシリーズ第三弾!
三巻目も面白かったです。
主人公の成長と仲間の変化に目を奪われます。
いつの間にか成長した千里、ますます好きになりました。
その不思議な魅力で千里が作ってきた大事な仲間が変わっていくのにビックリ。
引き止めたくなり、そわそわしました。
三巻目の主人公は千里より絶海のように思えます。
努力しても才能のある者には叶わない現実をいかに乗り越えるべきなのかということ。
身の丈にあったところで生きることを学ぶべきなのか。
実際にありがちなことなので、絶海が陥った状況もうなづけます。
この絶海の苦しみや悩みはきっと誰にでも理解できるものなのでは?。
だからこそ、絶海が進む方向にやきもきしてしまう気がします。
四巻目で絶海がどうなってしまうのか、気になって仕方ありません。
もう一人のバソンは相変わらずいいキャラクターでほっとします。
「千里伝 武神の賽」仁木英之さんの続きが楽しみなシリーズです。
楽天からも購入できます。

「千里伝 武神の賽」仁木英之
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『千里伝 武神の賽』 著・仁木英之 講談社 中国歴史ファンタジー・千里伝シリーズの第三弾。次回作も楽しみ。
千里伝 武神の賽(2011/11/16)仁木 英之、ちぇこ 他商品詳細を見る絶海はなんとなーくまあ、こうなっちゃうかー、そうだよねってのはあった。
成長著しい千里とバソンを見て、人一倍真
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